人間は、経験したことのない事象、事柄に直面すると恐れを感じるかも知れません。特に死に直面する事柄や大災害に遭遇したり、重い病気になり、大手術を受ける時に強い怖れを抱くかも知れません。あるいは、高齢化に伴う体調の変化や粗暴な人に遭遇したりする時にも恐れを感じるかもしれません。「肉の業」の蔓延する世の中にあって、書の真理を学ぶ時に、人の目に恐れを抱くことがあるかもしれません(ガラテア5:19)。あなたは、そのような時にどのように対処していますか。
私たち人間は男性も女性も「神の像(かたち)」に創造されていますので(創世記1:27)、愛や公正(義)や霊の実の平和反する事柄に直面したり、危険が迫ると恐怖心が働き、安全、平安、平和な場所へ避難する行動を取る働きが備わっています。私たち人間は、神エホバの霊の実の愛、喜び、平和、辛抱強さ、温和、善良、信仰(明白な論証に基づき、抱く期待・希望が保証されている事)、温和、自制とは逆の特質の人に直面すると、人への恐れを抱きます(ガラテア5:22,23)。
1.人への恐れはどのように対処したらよいのでしょうか。
聖書の箴言には、「人へのおののき(恐れ)はわなとなる。しかしエホバに依り頼んでいるものは保護される」(箴言29:25)。
人への恐れを克服するには、エホバ神に依り頼むことであることを教えています。エホバ神に依り頼む人は、上に記した霊の実を培い(ガラテア5:22,23)、人と接し、対応しますので、恐れを抱くことは無くなります。愛は辛抱強く親切であり、不義を歓ばないで、真実な事と共に歓び合うようになります(コリント第一13:4~8)。またエホバに依り頼む愛の人は、み言葉の真理を学びますので、真の自由に導かれ、平和を享受することができます(ヨハネ8:32)。
2.予期せぬ出来事や、人知を超える事柄に直面し、恐れを感じる場合の対処の仕方について。
聖書のイザヤ書には、次のように記されています。「「恐れてはならない。わたし(エホバ)はあなたと共にいるからである。周りを見回すな。わたし(エホバ)はあなたの神だからである。わたし(エホバ)はあなたを強くする。わたし(エホバ)はあなたを本当に助ける。わたし(エホバ)はわたしの義の右手であなたを本当にしっかりとらえておく」と」(イザヤ41:10)。
上の聖句を熟読してください。聖句に示されている通り、うろたえて周りを見回すのではなく、救いの神エホバを一心に見つめ、自分の理解ではなく神エホバに依り頼むことが必要なのです(箴言3:5,6)。私たちの方から神エホバの救いの義の右手を決して離さないことです。そのためには唯一まことの神エホバについて、よく理解する必要があります(ヨハネ17:3)。恐れを克服し、平安と義の満ちる人生を歩むために聖書が備えられていますので、日々聖書を学ぶことです(詩編1:2,3.イザヤ48:17,18)。あなたは、すでにそのようになさっている方であれば幸いです。
夕焼けの 里山道の 美しさ 今日の一句
鉢植えの「ルドベキア」