神エホバの約束の進展上、重要な人物のアブラハムの息子イサクの嫁となったリベカはどのような女性だったのでしょうか。聖書の創世記にその答えが記されています。
西暦前1878年、アブラハムは40歳になった息子イサクにふさわしい嫁を探すために家の僕の管理者を遠い親族のもとに送り出しました。このアブラハムの僕は、メソポタミアのナホルの都市に着いた時、夕刻に水をくむ女たちがいつも出て来る時刻に、その都市の外の井戸の所に10頭のらくだを伏せさせました。そして、物事が順調に進むようにエホバに寄り頼み祈りました。アブラハムの僕が祈り終えないうちにリベカが水がめを肩に乗せ井戸に水汲みに来ました(創世記24:1~15)。
1.リベカは非情に容姿の良い人でした(創世記24:16)。
2.リベカは親切で、らくだの飲み水を世話し、振る舞いに慎みがあり、勤勉な働き人でした。次のように記されています。
「すぐさま(アブラハムの)僕は彼女(リベカ)に会うために走って行って、こう言った。「どうかあなた(リベカ)のかめからほんの少し水を飲ませてください」。すると彼女は言った、「お飲みください、我が主よ」。そうしてすぐにかめを自分の手に降ろして彼に飲ませた。彼に飲ませ終えると、彼女は続いてこう言った、「あなたのらくだたちのためにも、全部飲み終えるまで水をくんでまいりましょう」。そして彼女はかめの水を急いで飲み桶に空け、水をくむため何度も井戸に走り、こうしてすべてのらくだのためにくみ続けた」(創世記24:17~20)。
3.リベカは両親に従順でした。リベカは夫になるイサクに会う前に、アブラハムの僕の仲介によって、当時の習慣通り、アブラハムの家と自分の家の両親の間で誉れある結婚の契約が結ばれ、リベカはそのようにしてイサクと婚約し、事実上イサクの妻となりました(創世記24:22~54)。
4.リベカは夫イサクの頭の権を認めていました。リベカはイサクに嫁ぐため、イサクの住む地に向かいます。目的地に着くと花婿のイサクが近づいてきた時、リベカは頭きんをかぶり、頭の権に従うことを行動で表わしました(創世記24:63~64)。余談ですが、日本女性の結婚式の時の「角隠し」は、リベカの「頭きん」に由来しているのではないかと思います。聖書は夫は妻の「頭」であることを教えています(エフェソス5:22,23)。
イサクの妻となったリベカは、女性たちの模範となっています。
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フランス人の画家「マークエステル氏の作品」