イエス・キリストは地上に遣わされ、バプテスマをお受けになった以降、神の王国の良いたよりを都市から都市、また村から村に宣明し、あらゆる疾患、病の人たちを治されました(マタイ4:23.ルカ4:43;8:1)。イエスはみ父エホバ神からすべての権威を委ねられていたので、人間には治すことの出来ない病気も即座に治し、治せない病気はありませんでした(マタイ28:18)。ヨハネの福音書に、イエスが安息日に三十八年間のあいだ病気にかかっていた人を即座に治された記録が次のように記されています。
「こうした事(イエスが、ある従者の息子が死にかかっていたのを遠隔地から治された奇跡の業)の後、ユダヤ人の祭りあって、イエスはエルサレムに上って行かれた。さて、エルサレムには、羊門のところに、ヘブライ語でベツサダと称する池があり、それにいは五つの柱廊が付いていた。その柱廊の中には、大勢の病人、盲人、足のなえた人、また体のなえた人などが横たわっていた。ところで、三十八年のあいだ病気にかかっている人がそこにいた。イエスはこの人が横たわっているのを見、また長い間病気であるのに気付いて、こう言われた。「あなたは健康になりたいのですか」。病気の人は彼(イエス)に答えた、「だんな様、わたしには、水が揺れるとき、池に入れてくれる人がおりません。わたしがそこに行くまでに、ほかの人が先に降りてしまうのです」。イエスは彼に言われた、「起き上がり、あなたの寝台を取り上げて、歩きなさい」。すると、その人はすぐに健康になり、自分の寝台を取り上げて歩きはじめたのである。
さて、その日は安息日であった」(ヨハネ5:1~9)。
上の聖句に記されている通り、イエスは「三十八年のあいだ病気にかかって」、歩くとの出来ない人が寝台に横たわっているのを見ました。イエスは、その辛い状態から解放するために、その人に、「起き上がり、あなたの寝台を取り上げて、歩きなさい」と、言われました。すると、その人は直ぐに健康が快復し、自分の寝台を取り上げて歩き出したことが記されています。しかも、その日は安息日でした。
イエスは、どのような病気の人も即座に治すことができたのです。現在社会は医学が進歩しましたが、なお病気の人が病院には大勢診てもらいに来られています。しかし、イエスは、間もなく回復される義の宿る地上の楽園には、「「私は病気だ」と言う居住者は居ない」ことの証拠を見せてくださっていたのです(ペテロ第二3:13.啓示21:4.イザヤ33:24)。神の王国の良いたよりは本当に良いたよりです。神の王国の希望に堅く立つ方々は幸いです。
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猛暑下に 断水続く 豪雨跡 今日の一句
切り花の「ダリア」