今日からはイザヤ43章を順次紹介致します。
神エホバは、イザヤを通して次のように語り掛けました。
「ヤコブよ、あなたを創造した方(エホバ)、イスラエルよ、あなたを形作った方(エホバ)、エホバはこう言う。「恐れてはいけない。私(エホバ)はあなたを救い、あなた(ヤコブ)の名を呼んだ。あなた(ヤコブ)は私(エホバ)のものである。あなた(ヤコブ)が水の中を通るとき、私(エホバ)はあなたと共にいる。川を通るとき、あなたが水にのまれるはない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎に焦がされることもない。私はあなたの神エホバ、イスラエルの聖なる者、あなたの救い主である」(イザヤ43:1~3前半)。
神エホバがイスラエルに特別な関心を抱くのは、その国民がご自分のものだからです。イスラエルは、アブラハム契約を履行するため、神エホバが自ら創造されたものです(創世記12:1~3)。それゆえ、詩編100編3節は、次のように述べています。「エホバが神であることを知れ。そのお方が私たちを創った。私たちはその方エホバのもの。私たちは神(エホバ)の民、神の放牧地の羊」。イスラエルを創造した方、また買い戻す方である神エホバは、ご自分の民を故国に無事帰還させました。神エホバの民は、水、みなぎり溢れる川、火のように熱い砂漠などの障害物によって妨げられることも害されることもありません。それは、1,000年前に、約束の地へ向かう父祖たちの歩みが同様の障害物によって鈍らせなかったのと同じです。
神エホバの言葉は、現代の霊的なイスラエルの残りの者にとっても慰めとなります。そのイスラエルの成員は、霊によって生み出された「新しい創造物」です(コリント第二5:17)。残りの者の真のクリスチャンは、人類という「水」の前に大胆に進み出て、神エホバから愛ある保護を受け、比喩的なみなぎる水を切り抜けてきました。敵たちが発する火も、真のクリスチャンを害するどころか、精錬する役目を果たしました(ゼカリヤ13:9.啓示12:15~17)。さらに神エホバは、神の霊的な国民と共に歩むようになった「ほかの羊」の「大群衆」にも世話の手を差し伸べて来られました(ヨハネ10:16.啓示7:9)。その大群衆のクリスチャンたちを予表していたのは、イスラエル人と共にエジプトを脱出した「入り混じった大集団」、および自由になった流刑者たちと共にバビロンから帰還した非ユダヤ人でした(出エジプト記12:38.エズラ2:1,43,55,58)。神エホバは、確かにご自分の民の救出者です。
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