神エホバは、イザヤを通して、まことの神である、と主張する者は皆、自らの預言とその成就に関する証人を出さなければならない、と告げました(イザヤ43:9)。
人間の考える神々は、偶像であり無力なので、証人を出すことはできません。さて、神エホバがご自分の神性を裏付ける番になります。神エホバはご自分の民の方を見ながら、イザヤを通して次のように言われました。
「エホバはこう宣言する。「あなたたちは私(エホバ)の証人である。私(エホバ)に仕える者であり、私(エホバ)が選んだのである。あなたたちが私(エホバ)を知り、私(エホバ)に信仰を持ち、私(エホバ)が変わらないことを理解するために。私(エホバ)の前に存在するようになった神はおらず、私(エホバ)の後にもいない。私、この私がエホバであり、ほかに救い主はいない。エホバはこう宣言する。「あなたたちの中にほかの神がいなかった時に、私(エホバ)こそが、救うと告げ、実際に救い、そのことを知らせた。それで、あなたたちは私(エホバ)の証人であり、私(エホバ)は神である。また、私(エホバ)は常に変わらない。誰も私(エホバ)の手から何かを奪い取ることはできない。私(エホバ)が行動する時、誰が阻めるだろうか」」(イザヤ43:10~13)。
上の聖句に示された、神エホバの言葉が述べられると、喜びに溢れた大勢のエホバの証人たちで一杯になります。その者たちの証言は真実であり、反論の余地がありません。エホバの証人たちは、ヨシュアのように、「・・・皆さんの神エホバの話した全ての良い事柄のうち、果たされなかった言葉は一つもありません。・・・」と、証言します(ヨシュア23:14)。神エホバの民の耳には、今でも、イザヤ、エレミヤ、エゼキエルをはじめとする神エホバの預言者たちの言葉が鳴り響いています。それら神エホバの預言者たちは声をそろえて、ユダの流刑と、バビロンの流刑からの救出を予告していました(エレミヤ25:11、12)。ユダの救出者となるキュロス王の名も、当人の誕生するよりずっと前に告げられていました(イザヤ44:26~15:1)。
ちなみに、現在の「エホバの証人」というクリスチャンたちの呼称は、イザヤ43章10節の「あなたたちは私(エホバ)の証人である」という、神エホバの言葉によります。ですから、神エホバの言葉をイエスの模範に見倣い、聖書を通して真理を語ります。
このように、膨大な量の確証された証拠があるのですから、神エホバは唯一のまことの神であることは間違いありません。神エホバのみ名を担う、エホバの証人のクリスチャンたちは、世界中の240の国や地域で神の王国の良い便りを宣明しています(マタイ24:10;28:19,20)。あなたも神の王国の良い便りを学び、宣明する人々のお一人であれば幸いです。
陽を受けて 甘さ増したる 吊るし柿 今日の一句
庭に咲いている「カタバミ」