神エホバは、イザヤを通して、偽りの神々に対して、言い分があれば、証拠を示し、提出してみるように告げました(イザヤ44:6~8)。
偽りの神々に対する神エホバの挑戦は、モーセの十戒のおきてを思い起こさせます。そのおきては、明確にこう述べています。「あなたは、天や地や水の中にあるものに似たどんな彫刻像や形も作ってはならない。それにひれ伏してもならず、誘われてそれを崇拝してもならない。・・・」(出エジプト記20:4,5)。言うまでもないことですが、このエホバの禁止命令は、イスラエル人が装飾用に何かを形どった物を作ることを禁じているわけではありません。神エホバご自身も、植物や動物やケルブを形どった物を幕屋に置くように指示しておられます(出エジプト記25:18;26:31)。装飾用の像は、崇めたり崇拝したりするものではありませんでした。いかなる人も、装飾用の像に祈ったり、犠牲を捧げたりすべきではありませんでした。像を崇拝することは偶像礼拝で空しく、愚かなことです(ヨハネ第一5:21)。
次にイザヤは、命のない偶像が役に立たないことと、そうした像をつくる者たちが恥を被ることについて、イザヤは次のように記しています。
「彫刻像を作る者は皆むなしく、彼らがあがめている物(偶像)は、何の役にも立たない。それらの像は何も見ず、何も知らないので、証人にはなり得ない。それで、作った者たちは恥をかくことになる。何の役に立たない神(偶像)や金属像を、だれが、形作ったり鋳造したりするのか。その者の仲間も皆恥をかくことになる!。職人たちは人間にすぎない。皆で集まって立つがよい。彼らはおびえ、共に恥をかく」(イザヤ44:9~11)。
神エホバは、人間の手による偶像を、極めて恥ずべきものと見做しておられます。それは何故でしょうか。第一に、物質的な物によって全能の神エホバを正確に形作ることは不可能なことだからです(使徒27:29)。さらに、創造者エホバ神の代わりに、偶像を崇拝することは、神エホバの神性に対する侮辱となります。そうした偶像崇拝は、「神の像(かたち)」に創造されている人間の尊厳にそぐわないものではないでしょうか(創世記1:27.ローマ1:23,25)。全てのものを創造し、存在させ、私たちに命を与えてくださった神エホバにこそ、栄光と賛美を帰すのはふさわしいことです(啓示4:11)。あなたも、そのような方々のお一人であれば幸いです。
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二羽並び 飛び立つ雄姿 大白鳥 今日の一句
飾り用の「葉牡丹」