神エホバは、ご自分の預言者イザヤを通して、「恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた」と言明されました(イザヤ49:8節前半)。
神エホバが告げた「恵みの時」はいつだったのでしょうか。本来このイザヤを通した言葉はイスラエルの民の回復に関する預言の一部であり、イスラエル人の流刑からの帰還を予告するものでした。当時のイスラエル国民は「土地を復興させ、荒廃した相続地」を再び所有できるようになった時、「恵みの時」を経験しました(イザヤ49:8節後半)。彼らはもはやバビロンの「捕らわれている人たち」ではありませんでした。エルサレムの故国への帰還の途上、神エホバは彼らが「飢えることも、喉が渇くことも」ないように、また、「焼けつくような暑さや太陽の熱に襲われる」ことも決してないよう見届けました。散らされていたイスラエル人は、「遠くから、北から、西から」再び故国へと群れ集まりました(イザヤ49:9~12)。聖書によれば、この預言には、いくつかの広範な適用があります。
まず、イエスの誕生の際、み使いたちは、平和と、人間に対する神エホバの「恵みの時」をふれ告げました(ルカ2:13,14)。この「恵みの時」は、人間全般にではなく、イエスに信仰を働かせる人々だけに差し伸べられていました。後にイエスは、イザヤ61章1,2節の預言を公の場で読み、その預言を「エホバの受け入れられる年」をふれ告げる者である自分自身に適用されました(ルカ4:17~21)。使徒パウロは、イエスが肉体でいた間に、神エホバから特別な保護を受けた、ということを述べています(ヘブライ5:7~9)。ですから、この「恵みの時」は、イエスが地上で人間としての生涯中に受けた神エホバからの恵みに適用されます。さらに、今日のイエスの追随者のうち、神エホバの天の王国政府の相続人として油注がれていない、地上の希望を持つ大群衆のクリスチャンたちは、この「受け入れられる時」から益を得られます。ですから、真のクリスチャンたちはあらゆる機会をとらえて、神エホバを喜ばせ、神エホバのご意志を行うように努めます(エフェソス5:15,16)。
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