神エホバは、ご自分の預言者イザヤを通して、ご自分の民が豊かな報いと祝福を受けることを明らかにしました。その預言は現在に著しく成就しているものでした(イザヤ49:21)。
次に神エホバは、イザヤを、ご自分の民がバビロンから解放される時代へと預言的に連れて行かれます。バビロンから解放される神エホバの民には、神エホバから何らかの導きが与えられるのでしょうか。神エホバはイザヤを通して次のように答えられました。
「「主権者なる主エホバはこう言う。「私(エホバ)は国々に向かって手を高く上げ、人々に向かって旗印を揚げる。彼らはあなたの息子たちを腕に抱え、あなたの娘たちを肩に乗せて連れてくる」」(イザヤ49:22)。
この聖句の当初の成就においては、かっての政治の中心地であり、神エホバの神殿(神殿はみ子イエスが遣わされ廃止された)の所在地であったエルサレムが、神エホバの「旗印」となります。当時の王たちや王妃たちなど、他の諸国民の主だった有力者たちでさえ、エルサレムに帰還するイスラエル人を支援します(イザヤ49:23前半)。ペルシャの王であるキュロスとアルタクセルクセス・ロンギマヌス、及びその王家の人々は、実際にそうした援助を行いました(エズラ5:13;7:11~26)。とはいえ、イザヤの預言には、さらに別の適用があります。
イザヤ11章10節には、「国々のための旗印」について記されています。使徒パウロはその言葉をイエス・キリストに適用しました(ロー15:8~12)。ですから、より大規模な成就においては、イエス、及び霊によって油注がれたイエスの共同支配者たちが、国々の民の群れ集まる神エホバの「旗印」です(啓示14:1)。神エホバの定めの時に、今日の支配階級も含め、地の全ての民は、メシアであるイエスを王とする神の王国政府に身をかがめなければならなくなります(詩編2:10,11.ダニエル2:44)。それは、どんな結果になるのでしょうか。神エホバはイザヤを通して次のように言われました。
「「・・・あなたは私ががエホバであることを知る。希望を抱いて私を待つ人たちが恥をかくことはない」」(イザヤ49:23後半)。現在も、神エホバの側に堅く立つ人たちは「恥をかくことはない」のです。
遠足の 話題も無きし 時代かな 今日の一句
庭に咲いている「ガーベラの1種」