聖書のイザヤ書はとても古い本です。日本の歴史がまだ何も記されていない時代の書で、西暦紀元前732年以後にイザヤがエルサレムで記したものです。加えて、今日からイザヤ書50章の紹介とお読みになっても、聖書をお持ちでない方は、イザヤ書は何章まであるのだろうかと思われるに違いありません。イザヤ書は66章までありますので、イザヤ書66章までの紹介にはまだ長い日時を要します。
イザヤ書を読むと神エホバは、ご自分の契約下にあったイスラエルの民との契約を固く守られる方であり、救い主であることが分かります。その教えは現在にまで及んでいることが分かります。古い書ではありますが私たちを益するものであり、神エホバのご意志を守り行なうことが永続する幸福の道であることが分かります。
「権力者にも人の子にも頼ってはならない。その人たちには救う力がない。・・・ヤコブの神(エホバ)の助けを求める人は幸いだ。その人の希望の源は神エホバにある。神(エホバ)は天地を創った方。海とそこにある全てのものを造った方。いつまでもずっと真実な方」(詩編146:3~6)。イザヤと同時代のイスラエル人は、この詩編作者の教えの通り行動すればよいのです。近隣のエジプトや神エホバの教えを知らない国々の人ではなく、「ヤコブの神(エホバ)」の導きに確信を置けば良かったのです。そうすれば、イスラエルの敵が攻め寄せて来ても、神エホバはご自分の契約の民イスラエルを保護するために行動を起こされるのです。しかし、愚かなことにイスラエル人は神エホバに助けを求めることを拒みました。そのため、神エホバは、首都エルサレムが滅ぼされ、イスラエルの住民が捕囚としてバビロンに送られることを許されました。
イスラエル人は自分の責任を誰かに転嫁することは出来ません。彼らが「我々が滅びを被るのは、神エホバが我々との契約を履行しなかったからだ」などと、主張することなどは出来ません。偉大な創造者エホバ神は契約を破る方ではありません(エレミヤ31:32.ダニエル9:27.啓示15:4)。神エホバは、自らそのことを強調し、イザヤを通してイスラエル人に尋ねられました。その事は次回に紹介致します。
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