神エホバは、ご自分の預言者イザヤを通して、力ある圧制者に捕らわれた人たちを救い出すことを言明されました(イザヤ49:25)。
次に神エホバに従うことをかたくなに拒む人々、さらには神エホバのご意志を守り行なう人々を迫害する人々はどうなるのでしょうか。神エホバはイザヤを通して次のように述べられました。
「「あなたを虐待する者たちに自分たちの肉を食べさせる。彼らは甘いぶどう酒に酔うかのように自分たちの血に酔う」」(イザヤ49:26前半)。
上の聖句は何とも陰鬱な見通しです。こうした、神エホバへのかたくなな反対者たちに、長く続く平安な将来はありません。滅ぼされてしまうのです。このように神エホバは、ご自分の民を救うことと、その民の敵たちを滅ぼすことの両方のゆえに、救い主と見なされるのです。イザヤはさらに、次のように記しています。
「「全ての人は知らなければなくなる。私がエホバであり、あなたの救い主、あなたを救う者、ヤコブの強力な者であることを」」(イザヤ49:26後半)
こうした預言の言葉が最初に現実のものとなったのは、神エホバがキュロスを用いてご自分の民をバビロンの束縛から自由にした時のことです。同様に、1919年にも現実のものとなりました。その年、神エホバは、神の王国の王に即位したみ子イエスを用いてご自分の民を霊的な奴隷状態から解き放ったのです。それゆえ、聖書は神エホバとイエスの両方を救い主と呼んでいます(テトス2:11~13;3:4~6)。神エホバは私たちの救い主であられ、メシアであるイエスは、神エホバの「主要な代理者」です(使徒5:31)。イエス・キリストを通してなされる神エホバの救いは、まさに驚くべきものです。神エホバは神の王国の良い便りによって、心の正しい人々を偽りの宗教の束縛から自由にされます。また、イエスの贖いの犠牲によって、世界中の人々を罪と死の束縛から救出されます(ヨハネ3:16)。神エホバは、1919年には、イエスの油注がれた兄弟たちを霊的な束縛から救出なさいました。そして、足早に近づく神エホバのおおいなる戦いのハルマゲドンにおいては、忠実な真のクリスチャンの大群衆を、罪人に臨む滅びから救出なさいます(啓示16:16)。
ですから、神エホバの善意を受ける者となるのは、なんと素晴らしい特権なのでしょうあ。神エホバは、今後も、ご自分のご意志を守り行なう人々に恵みを示してくださるのです。
次回からはイザヤ50章を順次紹介致します。
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