聖書はねたみの心は憎しみを募らせ、殺人事件に発展する危険を教え、ねたむ心を戒めています。優れた人を見れば共に喜ぶことが肝要です。ヨセフの兄弟たちはねたみからヨセフを憎むようになりました。ヨセフが羊の群れの番に出たのを父が、ヨセフの兄弟たちに捜すように指示され、ヨセフの後を追い、ドタンで見つけました。さてどのようになるでしょうか。聖書は次のように記録しています。
「(ヨセフの)兄弟たちは遠くにヨセフを見かけた。ヨセフがまだ近くに来ないうちに、彼らはヨセフを殺そうとたくらみ始めた。こう言い合った。「見ろ、あの夢見る方がやって来るぞ。さあ、あいつ(ヨセフ)を殺してどこかの貯水穴に投げ込んでやろう。どう猛な野獣に食い殺されたと言えばいい。あいつ(ヨセフ)の夢がどうなるか、見てやろうではないか」。ルベンはこれを聞き、ヨセフを助けようとして、「命を奪うのは止めよう」と言った。ルベンはさらに言った。「殺してはいけない。荒野のこの貯水穴に投げ落とすといい。でも危害を加えてはいけない」。(ルベンは)ヨセフを助け出して父の所に帰らせようとしていたのである。
ヨセフがそばまで来ると、兄弟たちはすぐにヨセフが着ていた特製の長い服を剥ぎ取った。そして彼をつかんで、貯水穴の中に投げ落とした。その穴は空で、中に水はなかった。
兄弟たちはそれから食事のために腰を下ろした。目を上げると、ギレアデからやって来るイシュマエル人の商人の一団が見えた。ラダナムゴム、バルサム、樹脂の多い樹皮をラクダに載せて、エジプトに行く途中だった。ユダが兄弟たちに言った。「弟(ヨセフ)を殺してそれを隠したところで何の得にもならない。あいつ(ヨセフ)をあのイシュマエル人に売ろうじゃないか。殺すのは止めておこう。俺たちの兄弟、肉親なんだから」。兄弟たちは同意した。イシュマエル人の商人たちがそばを通りかかると、兄弟たちはヨセフを穴から引き揚げ、銀20枚でイシュマエル人に売った。その人たちはヨセフをエジプトに連れて行った」(創世37:18~28)。
上の聖句に記録されている通り、ヨセフの兄弟たちはヨセフを殺そうとたくらみ始めていました。しかし兄弟の1人のルベンはヨセフを殺してはいけない、と言い、何とか助けようとしています。しかし、兄弟たちはヨセフの特製の長い服を剥ぎ取って、貯水穴に投げ込みました。幸いにも貯水穴には水はなく、空で、ヨセフの命は助かりました。そこにエジプトに向かうイシュマエル人の商人の一団が通りかかり、ヨセフを銀20枚でその商人に売り飛ばし、ヨセフはエジプトに連れて行かれました。
さて、話はどのように展開するでしょうか。神エホバはヨセフをどのように保護し、祝福を与えられるでしょうか。引き続き次回にお伝え致します。
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傷ついた 蝶の休みし 午後の庭 今日の一句
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庭で元気に咲いている「ランタナ」