聖書にはヨセフが無実の罪で投獄され、丸2年後に、ファラオ(王)の見た夢の解き明かしについて、王の献酌人の長が、ヨセフのことを思い起こし、ヨセフのことをファラオに伝えました。ヨセフはどうなるでしょうか。聖書には次のように記されています。
「ファラオは、ヨセフを牢獄からすぐに連れてこさせた。ヨセフは毛をそって服を着替え、ファラオの所に入った。ファラオはヨセフに言った。「私は夢を見たのだが、その意味を解き明かせる人がいない。聴くところによると、おまえは夢を聞いて意味を解き明かせるそうだな」。ヨセフはファラオに答えた。「私ではありません。神(エホバ)がファラオの繁栄についてお告げになります」。
ファラオはヨセフに話した。「夢の中で、私はナイル川の岸に立っていた。するとナイル川から、肉付きの良い美しい7頭の雌牛が上がってきて、川のそばで草を食べ始めた。その後、貧弱で痩せ細った、みすぼらしい7頭の雌牛が上がってきた。エジプト中で、あれほどみすぼらしい雌牛はこれまで見たことがない。それから、その痩せこけたみすぼらしい雌牛が、肉付きの良い初めの7頭の雌牛を食い尽くした。全部を平らげたにもかかわらず、見た目からはそうとは全く分からなかった。元のまま、みすぼらしかったからだ。そこで私(ファラオ)は目が覚めた。
そして、(ファラオは)また夢を見た。穀物の1本の茎から、実の詰まった立派な穂が7っ出ていた。その後、東からの熱風で干からび、しなびた細い穂が7っ出てきた。それから、その細い穂が7っの立派な穂をのみ込んでいった。私(ファラオ)は魔術師たちにこのことを話したが、誰も意味を理解できなかった」」(創世41:14~24)。
上の聖句に記されている通り、ファラオによってヨセフは投獄を解かれ、身だしなみを整えファラの前に入っています。ファラオがヨセフに、「お前は夢を聞いて意味を解き明かせるそうだな」と言われた時、ヨセフは、自分ではなく、「神(エホバ)がファラオの繁栄についてお告げになります」と、謙遜さと賢さを持って答えています。このヨセフの答えた言葉から、神エホバがヨセフと共におられたことが分ります。
一方ファラオはヨセフにご自分の見た夢の内容を細かく正確に伝えておられます。このことから王としての資格と品位・品格を備えた人であることも分かります。
さて、ヨセフはファラオの見た夢の内容をエホバ神からの霊感によってどのように解き明かすでしょうか。引き続き次回に紹介致します。
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