ユダは長男エルの妻に迎えていたタマルに、エルが死に、「息子のシェラが大人になるまでは、父親の家でやもめとして暮らしなさい」と、義兄弟結婚を指示していました。聖書はその後の記録を次のように記しています。
「しばらく後、シュアの娘であるユダの妻が死んだ。喪の期間が終わってから、ユダは羊の毛を刈る人たちがいるティナムに行った。アドラムの人である友人ピラも一緒だった。ある人がタマルに告げた。「あなた(タマル)のしゅうとが羊の毛を刈りにティムナに向かっています」。そこでタマルはやもめの服を脱ぎ、ベールをかぶってショールを巻き、エナイムの入口の所に座った。エナイムはティナムに行く途中にある。彼女(タマル)は、シエラが大人になったのに、自分が妻として迎えられないのを知っていた。
(妻を亡くしていたしゅうとの)ユダは彼女(タマル)を見掛け、すぐに娼婦だと思った。彼女(タマル)が顔を覆っていたからである。それで道端にいた彼女(タマル)に近づき、(ユダは)「あなたと関係を持たせてくれませんか」と言った。息子の妻だと分からなかったのである。彼女は言った。「私と関係を持つために何を下さいますか」。ユダは言った。「群れの中から子ヤギを送りましょう」。彼女(タマル)は言った。「それを受け取るまで、何か保証になる物を頂いておけますか」。ユダは言った。「どんな物がいいですか」。彼女(タマル)は言った。「あなた(ユダ)の印章付きの指輪とひも、お持ちの杖をください」。それでユダはそれらを渡して彼女(タマル)と関係を持った。こうして彼女(タマル)は(しゅうとの)ユダによって妊娠した。その後、タマルは立ってそこを去り、ショールを外して、やもめの服を着た」(創世38:12~19)。
上の聖句に記されている通り、タマルはしょうとのユダが約束した、「シェラが大人になったら」義兄結婚をするように、という約束だ果たされていないことを知っていました。タマルの行動から推察すると、しゅうとユダは義なる人かを確かめたかったのではないかと思います。しかし、しゅうとのユダはタマルを見掛け、「娼婦だと思った」ことが記されています。しかし、当時タマルの居た場所には神殿娼婦はいない場所でした。しゅうとのユダは聖句に記されている通り、印章付きの指輪とひも、及び杖を与え、タマルと関係を持ち、タマルがしゅうとユダの子を妊娠したことが記されています。
さて、その後のタマルとしゅとユダの関係はどうなるでしょうか。聖書は何を明らかにしているでしょうか。次回に引き続き紹介致します。
WWW.JW.ORG
セセリ蝶 ランタナに来て 休む午後 今日の一句
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/92/b19522ac6a9c659a0ef4bc322a7dabce.jpg)
近くの道辺に咲いている「ダツラ」