聖書にはヤコブの息子ヨセフが、エジプトに行く商人に銀20枚で売り渡され、さらにエジプトのファラオ(王)の廷臣の護衛官の長ポテパルに売られ、エジプトでヨセフが生きていることを父ヤコブは知りませんでした。父ヤコブは息子ヨセフがどう猛な野獣に引き裂かれ死んだものと思い、嘆き悲しみ泣き続けたことが記されていました。次に聖書はヤコブの息子ユダとその家族のことを次のように記録しています。
「その頃、ユダは兄弟たちから離れ、アドラムの人ヒラの近くに天幕を張った。ユダはそこで、カナン人シュアの娘と出会った。ユダは彼女を妻とし、関係を持った。彼女は妊娠し、男の子を産んだ。ユダはその子をエルと名付けた。彼女(シュア)は再び妊娠して男の子を産み、オナンと名付けた。彼女(シュア)はさらに男の子を産んで、シエラと名付けた。彼女がその子を生んだ時、ユダはアクジブにいた。
やがてユダは長男エルのために妻を迎えた。名前はタマルといった。しかし、長男エルはエホバにとって不快なことをしていたため、エホバは彼を死に至らせた。それでユダは、オナンに言った。「兄さんの妻と関係を持って義兄弟結婚し、兄さんのために子孫を残しなさい」。オナンは、子孫が生まれても自分のものにはならないことを知っていた。それで兄の妻と関係を持つ時は精液を地面に流して、兄に子孫が出来ないようにしていた。彼がしたことはエホバから見て悪いことだった。そのため神(エホバ)は彼(オナン)も死に至らせた。ユダは娘のタマルに言った。「息子のシエラが大人になるまでは、父親の家でやもめで暮らしなさい」。ユダは、「あの子(シエラ)も上の子たちのように死んでしまうかも知れない」と思ったのである。タマルは父の家に行き、そこで暮らした」(創世38:1~11)。
上の聖句にはユダの長男エルは、神エホバに不快なことをしていたため、神エホバはエルを死に至らせたことが記されています。神エホバに不快な事柄は、ごう慢な態度、虚偽、偽証、盗みや殺人です。おそらく、エルはこれらのうちの何かの悪いことをしている人物だったのかも知れません。私たちはエホバのご意志である、愛と公正を基軸とする霊の実を蓄え、神の王国の良い便りを証し続けたいものです。
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法師蝉 秋を告げしか 夕暮れる 今日の一句
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庭に咲いている「デュランタ」