聖書には、イスラエルの千人長と百人長がモーセと祭司エレアザルに貴重な装飾品を寄進し、モーセと祭司エレアザルはそれらを受け取り、会見の天幕の中に持って行き、エホバがしてくださったことをイスラエルの民が思い起こすようにした、ことが記されていました。引き続き聖書は次の興味深い出来事を記しています。
「ルベンの子たちとガドの子たちは非常に多くの家畜を持っていた。そしてヤゼルやギレアデの土地を見ると、そこは家畜に適した場所だった。それでモーセと祭司エレアザルと民の長たちの所に来て、こう言った。「アタロト、ディボン、ヤゼル、ニムラ、ヘシュボン、エルアレ、セバム、ネボ、べオンなど、エホバがイスラエルの民のために征服してくださった土地は、家畜に適しいた土地です。それで私たちには家畜がたくさんおります」。さらにこう言った。「私たちがあなたの好意を得ていましたら、この土地を私たちの所有地としてお与えください。私たちがヨルダン川を渡らなくてもよいようにしてください」。
モーセはガドの子たちとルベンの子たちに言った。「兄弟たちが戦いに行く一方で、皆さんはここで暮らしているというのですか。一体どうして、エホバが与えてくださるはずの土地に渡って行こうとするイスラエルの民の意欲を失わせるのですか。皆さんの父親たちも、その土地を見るためにカデシュ・バルネアから遣わされた時に、そのようにしました。エシュコルの谷まで上っていって、エホバが与えてくださるはずの土地を見た時に、その土地に入って行こうとするイスラエルの民の意欲を失わせたのです。その日、エホバは怒りに燃え、こう誓いました。「エジプトから出てきた20歳以上の人たちは、私(エホバ)がアブラハム、イサク、ヤコブに誓った土地を見ない。私(エホバ)に心から従わなかったからである。ただし、ケナズ人エフネの子カレブとヌンの子ヨシュアは別である。2人はエホバに心から従ったからである」。エホバはイスラエルに対して怒りに燃え、彼らを40年間、荒野でさまよわせました。そしてエホバから見て悪を行っていた世代の人は皆、終わりを迎えました。今度は皆さんが、イスラエルに対するエホバの燃える怒りを激しくさせる罪深い人たちの子として、父親たちと同じように立ち上がっています。神(エホバ)に従うことをやめるなら、神は必ず民を再び荒野に置きます。皆さんのせいで、この民全てが滅びることになります」」(民数記32:1~15)。
上の聖句に記されている通り、ルベンとガド子たちは非常に多くの家畜を所有し、ヤゼルやギレアデの土地が家畜の飼育に適しているため、土地を所有地として与えてください、とモーセと祭司エレアザルに願い出ています。しかし、モーセはその申し出に対して、モーセは神エホバがイスラエル人に与えると約束してくださったその土地に移動する民の意欲を失わせるものであることを辛抱強く説明しています。つまり、神エホバの御意志を守り行うことが最優先事項であることを諭しています。
さて、事態はどのようになるでしょうか、次回に引き続きお伝え致します。
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アゲハ蝶 高く舞い行く 朝の庭 今日の一句
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