モーセはヨルダン川近くでイスラエル人に、エホバがイスラエル人の父祖たちに与えると誓った土地を取得するように、と伝えたことが、申命記の最初に記されていました。引き続きモーセはイスラエル人に次のように伝えました。
「私(モーセ)はその時、皆さん(イスラエル人)に言いました。「独りで皆さんを導くことはできません。エホバ神が皆さんを多くしました。今日、天の星のように数が多くなっています。父祖たちの神エホバが皆さんを千倍にし、皆さんに約束した通りに祝福してくださいますように。どうして私独りで、皆さんのような重荷を担い、皆さんの問題や平和を扱えるでしょうか。各部族から、賢くて、思慮深く、経験のある男性を選びなさい。その人たちを皆さんの長に任命します」。皆さんは、「良いと思います。あなたが言った通りにします」と答えました。私は、部族の長、賢くて経験のある男性たちを、皆さんを導く人として、千人長、百人長、5十人長、十人長、部族の役人に任命しました。
その時、私は裁判人たちに指示しました。「兄弟たち(イスラエル人)の間の問題を扱う時、兄弟たち同士あるいは兄弟と外国人居住者を正しく裁かなければなりません。裁きの時に不公平であってはなりません。身分の低い人が述べることを、身分の高い人の場合と同じように聞くべきです。人を恐れてはなりません。裁きは神(エホバ)から来るからです。皆さん(イスラエル人)にとって難しすぎる件は私(モーセ)の所に持って来てください。私が聞きます」。私はその時、皆さんが行うべきことを全て指示しました」(申命記1:9~18)。
上の聖句に記されている通り、神エホバがイスラエル人を祝福したので数が星の数ほど多くなり、モーセ独りで導けないので、イスラエル人を導く、10人の長、50人の長、100人の長、千人の長を任命し、導くようになったことを明らかにしています。また、裁判人のたちにも公正な裁きをするように指示し、難しい問題だけ、モーセの所に持ちこむようにし、権限の委譲を図った導きにしたことが理解できます。重荷は独りでは担えないことをモーセは理解していた謙遜な人だったのです。
申命記に引き続きモーセがイスラエル人に伝えた内容が記されていますので、次回にお伝え致します。
WWW.JW.ORG
台風の 過ぎし花々 残りおり 今日の一句
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d0/858345c0b1b79175892c53bfdba4a7c1.jpg)
台風の過ぎた後の庭の「唐綿」