秘密保護法案で緊迫していた6日午前の記者会見で小野寺五典防衛相が、 「MV-22オスプレイの日米共同訓練の参加について」について、次のように発表しました。 「陸上自衛隊東部方面隊が担当します、米海兵隊との日米共同訓練、フォレスト・ライト2でありますが、これは来年の2月下旬から3月中旬にかけて新潟県の関山演習場及び群馬県の相馬原演習場において実施することになります。 この訓練に現在MV-22オスプレイを使用することで調整中です」
オスプレイの訓練について、記者の質問に対して、小野寺防衛相は、「日米、特に今回は陸上自衛隊との合同訓練ということになります。 私どもとしては様々な能力、特にオスプレイにつきましては、今、ティルトローター機の導入についても陸上自衛隊を中心に検討している中でありますので、例えば災害の対応、あるいは実際の部隊での運用についての知見を得るためにも大変重要な訓練だと思っています」
さらに、「一つはやはり自衛隊の能力もありますが、今までこのような、訓練を沖縄で行う場合もありました。 ですから、少なくてもオスプレイが本土で様々な訓練を行うことは、全体として沖縄の負担軽減につながるものだと思っております」
こうした訓練には、すでに、地元の群馬県では、日本共産党群馬県委員会、同県議団が「オスプレイの訓練中止」を求めています。
沖縄県民が一致して、オスプレイの沖縄配備に反対しています。 その沖縄に24機ものオスプレイを押し付け、日米合意さえ無視して危険な訓練を繰り返しているのが米軍です。 沖縄県民の怒りは高まるばかりです。 しかし、本土での訓練を沖縄県民が要求しているわけではありません。 そのことは、11・24大集会に参加した、沖縄代表の連帯あいさつでもはっきりしています。
政府は、沖縄の負担軽減を口実にし、また、自衛隊へのオスプレイの導入を狙って、いよいよ本土全体へ、訓練を拡大しようとしてとしていることが明らかになってきました。
厚木基地が今回発表された、日米合同訓練の関係で使用されるのか、どうか予断が許されない事態となってきました。 演習場のある地元のみなさんとも一層緊密に連絡を取りながら、「オスプレイの飛来、訓練」に反対する取り組みを強めていきたいと思います。