日本共産党の志位和夫委員長は13日、北朝鮮の張成沢氏の処刑について、次の談話を発表しました。 14日付、「しんぶん赤旗」が報じました。 志位委員長の談話は、次の通りです。
「わが党は、かねてから、北朝鮮を社会主義とは無縁の独裁専制体制と指摘してきたところであるが、今回の事態は、あまりに異常かつ残忍であり、とりわけ国際的な人権保障の基準に照らして、到底、容認できないものである」と述べています。
[ソウル=時事]によれば、「北朝鮮は12日、公職を追放された張成沢氏(67)に対する国家安全保衛部の特別軍事裁判を開き、クーデターを企てたとして、「国家転覆陰謀行為」により死刑判決を下し、刑を即日執行しました。 朝鮮中央通信が13日伝えました」と。
志位委員長の談話は、異例の速さと厳しい内容となっています。
日本共産党は各国の内政には干渉しない原則を厳格に守って活動しています。 しかし、人権にかかわる問題については、国際基準に照らして、態度を明確にしてきています。そうした立場からの談話であると理解してぎます。
そして、あらためて、「北朝鮮が社会主義とは無縁の独裁専制体制」の国家であることを明確に指摘したことも重要だと考えています。