今日、12月15日は、神奈川県平和委員会と平和とくらしを守る大和市民連絡会がよびかけて、1981年1月に始まった、第3日曜平和行動が396回目を迎えました。 33年間一度も休むことなく毎月1回の行動ですが、多くの市民に支えられ続けられてきました。 今や、厚木基地のある大和市の平和、基地被害をなくすシンボル的な運動となっています。
行動内容は、毎回、大和駅近くの大和公園脇に10時半頃集合し、打ち合わせ後、同45分に平和行進を開始します。 行進は大和駅、周辺商店街を進み、大和駅北側の駅前広場までの30分程度です。 その後、駅前で宣伝、署名行動を1時間程度行います。 どなたでも自由に参加できます。
こうした運動は、大和市政にも反映しています。 厚木基地の返還、空母艦載機の訓練の中止、その元凶になっている空母の横須賀母港の返上などは市政の基地対策の基本となっています。
いま、厚木基地をめぐる新たな大問題が、オスプレイの飛来、訓練、拠点化です。 先月24日には、こうした事態を受けて25年ぶりに、市内の引地台公園で3500名が参加した大集会が開かれ市民にも大いに歓迎されました。
オスプレイの訓練、配備問題は、いよいよ首都圏に迫ってきています。
来年2月から3月にかけて陸上自衛隊の相馬原演習場(群馬県高崎市、榛東村)などで実施する日米共同演習で米海兵隊のMV-22オスプレイの使用が検討されています。 この問題で13日、日本共産党の塩川鉄也衆院議員と党群馬県委員会、地元の平和運動団体が、防衛省要請を行いました。
この要請の中で、防衛省の担当者は、「演習場に隣接し滑走路などを備える相馬原駐屯地を、新たな日米共同使用施設として提供する」と説明しました。(「しんぶん赤旗」15日付)。 同時に、「担当者は、演習の内容については、調整中として、詳細は明らかにしませんでした。
「塩川議員は、『沖縄では、日米共同訓練でオスプレイを使ったことはなく、新たな訓練を本土で行うもの。 負担軽減を口実にオスプレイの訓練を拡大するのはきっぱりやめてもらいたい』と求めました」(「しんぶん赤旗」同上)
この演習にオスプレイが参加する場合、どんな飛行ルートを使うのか、演習期間の関係で、補修や整備はどこで行うのか、など厚木基地との関係が重大となってきます。
そして、特に、「相馬原駐屯地を新たに日米共同使用施設として提供する」と説明したことは重大です。 防衛省は、各地の自衛隊基地にオスプレイ用の格納庫をつくろうとしています。 その候補地の一つが、首都圏の範囲にある相馬原駐屯地である可能性が高まったと思われます。
私たちとしても、群馬県のみなさんとも連携し、共同訓練の中止、新たな施設の建設の撤回、オスプレイの厚木基地の使用中止を求めていきたいと思います。