英語に限らず、外国語をマスターするときには2種類の壁があります。音の壁と意味の壁です。
音の壁とは、耳慣れない発音についていけず瞬時に解読できないケースです。
読めば「ああなるほどね」となるのに、初回に1発で聞き取れない場合がこれにあたります。
これはもう聴きまくって英語耳を作っていくしかないのですが、
コミュニケーションという面で考えれば、深刻に悩む必要はありません。
例えばあなたの目的が「海外の友達が欲しい」ということなら、
その友達に、
"Can you slow down a little bit?"「すこしゆっくり話してくれない?」
と言えばいいからです。
会話は成り立って初めて意味をなします。相手の言っている事がわからないのは、聞き手の能力の問題もありますが、半分はわかるように話さなかった相手の責任でもあると言えます。
だから、わからないときはわからないとはっきり言えばいいのです。
そしてわかるように話してくださいと相手にお願いするのです。
"Could you say that again, please?" 「もう一度話して頂けませんか?」とゆっくり言う(ここがポイント)
"I'm not sure I understand correctly" 「正しく理解できたか自信ないです」 といって、復唱する。
それでだめなら紙に書いてもらうのでもいいし、ジェスチャーでも構わない。
要は手段はなんであれ、お互い分かり合えればそれでいいのです。
知りたいという熱意と、実は自分はわからないんだと正直に相手に伝える事がここでは一番大切なのです。
わからなくてもわかったふりをすると、たいていの場合、それは相手にばれています。
憶測でとんちんかんな答えをすると一瞬場の雰囲気が変わるので自分でもやっちゃった、とわかることもあるでしょう。
国の施策として移民を受け入れているような国は、母国語を話せない人に慣れています。
そして
"Do you understand what I mean?"
"Can you get my meaning?"
と何度も確認してくるので、わからないことがあれば、勇気をもって
"Sorry I can't catch your meaning" 「ごめん意味がわからなかった」
"If I understand correctly, you mean .... ?" 「もし自分の理解があっているとしたら...ということ?」
と言えばいいのです。