どBlog

日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

三味線の発表会 本日のテーマ

2005-10-30 21:34:38 | 津軽三味線
「舞台に出るときは、せっかくだから何かひとつテーマをもってやりなさい」
という事で、今日のテーマは「ひとり着付」と「口角を上げる」に決定。

11時半集合のところを、10時過ぎに会場着。控え室を探すのに手間取り、結局11時から着付けを開始する。
(昨日のベストタイムは30分だから、音あわせには間に合うはずだ、自分はやればできる人間なんだ)と言い聞かせつつ汗だくで着替える。
よーく見ると帯がよれていたり、はかまの中心がずれている。
ま、いいか。初めてにしては上出来だ。
着終わってから突然尿意をもよおすが、こらえることにした。
たぶんやってできないことはないが、袴にひっかけたら大変だ。模様が変わってしまう。

12時に本番が始まる。700人入る会場に観客は30人程度だった。
チャグチャグ馬コとリンゴ節の唄付けをする。
(おちっこしたい)と(ツボ間違えた)が頭の中で交錯しつつ、第2の課題へ進む。
まっすぐ正面を見て、口角を上げる。
客の顔が良く見える。
昔はそれだけでも緊張したが、最近は慣れてきた。

伴奏は無事終了。
舞台袖から控え室に直行し、着物を脱ぎ捨てトイレに駆け込んだ。
窓の外で、色づき始めたイチョウの木が風に揺れてる。

...ああ、神様ありがとう。

初めての紋付袴

2005-10-29 21:02:41 | 津軽三味線
明日、隣町の発表会で三味線の伴奏をすることになっている。
曲ももちろんだけど、問題は衣装だ。
2ヶ月前に着物屋さんで紋付袴入門セット一式を買ったのはいいけど、開封してない。
今となっては何を買ったのかもよく覚えていない。
もう日が暮れかけている。そして本番は明日である。

...待ったなし。

ヨメはんが図書館から借りきた「別冊家庭画報 銀座もとじの『男のきもの』」を唯一の頼りに、着付けの練習にとりかかる。
そう言えば昔、NHKのテレビで幼児がパジャマ着る番組があったっけ、などと思いつつ、一人で足袋をはき、襦袢を着て、着物に袖を通し、帯を締め、袴をはく。
文章にすると簡単だが、ここまでで2時間かかった。
しかも出来上がった時点で着崩れている。
路地裏で暴行された落語家みたいだ。

もたもたしているうちに夕食の時間になり、いったん全部脱いでユニクロのスウェットに着替える。スウェットの着付けなら1分だ。
ああ、何て楽なんだ。

食後のお茶を飲み、テレビをしばらくぼーっと見た後(現実逃避)、いやいや着付けの稽古を再開する。
足袋をはき、襦袢を着て帯を締め、着物に袖を通し、袴をはく。
1時間程で完成。
さっきよりはましになった。
もう一度全部脱ぎ、着物を着て、帯を締め、袴をはく。
途中でコツをつかんだ。着るのと同時に着崩れを直そうとするから時間がかかるのだ。ステップ毎に、ひと段落ついてから着崩れを直せばいいのだ。
もう一度脱いで、着る。

お、いいんじゃないの。
30分で着られるようになった。
よし、これで万全だ。

で、明日は何弾くんだっけか。

覚えられない河内音頭

2005-10-28 21:11:34 | 津軽三味線
今日は稽古日。
「覚えたか?」
「いえ。」
ここ数ヶ月、河内音頭に悪戦苦闘してます。
大阪出張の行き帰り、ずーっと聴いてるけど覚えられない。
耳から覚えようとするからダメなのかと思い、歌詞を探すがあまりにもたくさんあって、どれを覚えればいいのかわからない。
だいいち大阪大会も近いのに、なんで今、河内音頭なのか。
津軽三味線が弾きたくて始めた自分が、なぜ河内音頭に取り組んでいるのか。
いろんな疑問はあるが、要は覚えればいいのだ。