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日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

2004年11月 仁志2号から前の先生まで

2004-11-30 17:59:43 | 津軽三味線
2004年11月01日(月)
20041101
仁志2号生まれ変わる
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太田三味線工芸さんに皮張りとカンベリに出していた三味線が帰ってきた。
音にパワーと透明感が出るようになった。
何時間弾いても飽きないっす。
三味線はよし。あとはウデですか。
太田さん、ありがとうございました。
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2004年11月03日(水)
20041103
夜の運動公園
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昔よくかよっていた運動公園に行ってみる。
澄んだ夜空に月がきれいだ。
以前はグラウンドを横切って野球場の奥のベンチで弾いてたけど、今はもう車停めてすぐのベンチに腰掛けて、さっさと三味線取り出してそのまま弾き始める。ジョギングしていた人が立ち止まるが、もう誰が聴いていようがいまいが、特に気にならない。
たまにケヤキの木から枯葉が落ちてくる。
もう秋も終わりっすね。



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2004年11月05日(金)
20041105
稽古日
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12月に太鼓と合奏をやることになっていて、7分近くある曲の、上のパートと下のパートを覚えるのに苦労している。
先生とふたりで通しで弾く。初めのほうはさんざん練習してきたのでお互い息ぴったり。やってて楽しいが、中盤からだんだん怪しくなってくる。
もうちょっとで最後まで行けそうだったのに、繰り返しの回数を間違えてダメだった。
これぴったり合ったら気持ちいいだろうな、と予感はするが、もっと練習せねばなるまい。大会の曲弾きもやらにゃならんし...。
続いて唄の稽古を見学させてもらう。
唄っているときより、むしろ唄っていない時の先生の話が面白くてためになる。唄もいつかやりたいなあ。
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2004年11月06日(土)
20041106
熊谷の夜は更ける
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三味線を通じて少しずつ知り合いが増えてきた。
星川沿いで弾いていると、自治会長さんのTさんという人に話しかけられ、
「雅」という居酒屋のママが最近三味線を始めたので、聞かせてやって欲しい、というので、お店までついていった。
弾いてというので、大会用の曲弾きを弾いた。
生まれ変わった仁志2号。音がでかい。
店内にビミョーなじょんがらが鳴り響く。
ま、こんなもんでしょう。
十日町小唄をリクエストされるが弾けず。
すんません知らないっす。


この後さんざんビールをご馳走になる。あーうまい。
こ、これ以上飲むと群馬に帰れないから、と言いつつ飲む。

酔い覚ましにもう一度星川に戻って弾き始める。
小料理屋「小柳」のママが出てくる。
この方かなりの経験者。ツボがずれていると厳しいコメント。
さのさをリクエストされるが弾けず。何ですかそれ。
「今度来たら譜面あげるわよ」と言われる。
く、ください。

しばらくして若者の集団に取り囲まれる。なんか弾いてというので、弾く。
心底感心してくれた。
見た目は怖いけど、やっぱり根は純粋なんだな。
若いっていいすね。
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2004年11月13日(土)
20041113
三味線かとう
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今日は町屋にある三味線かとうさんのセール最終日だ。
修理をお願いしていた撥が、格好良く、さらに弾きやすくなって帰ってきた。大阪大会まであと30日。昨日出場証も届いたし、残るは腕だけですな。
またご主人から色々三味線の事を教わった。
前から疑問に思っていた胴のサイズ、5分とか6分とか、どこの長さの事を言っているのかなと思って質問してみたら、長唄用の三味線の胴を基準に縦方向の胴の長さの差をいうのだそうだ。なるほど。
棹の指板の部分の幅は通常1寸、あとは棹の形状として断面がU字型のものと、ちょっと中央部が膨らんでいるものがあるらしい。
皮張り前の犬皮を見せてもらったり、修理に来た安政4年製の三味線など、色々見せてもらって勉強になりました。
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2004年11月15日(月)
20041115
今週の稽古(~11/19)
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12月合奏曲
・後半1分*3回/日
大会用曲弾き
・テンポキープ
・ひとつひとつの音どうやったらちゃんと出るか考える
MD作る
・能代舟唄
・じょんがら旧節

大阪大会まであと27日。
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2004年11月19日(金)
20041119
盗めるものは盗む。
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「ちょっとオレの三味線、組み立てておいて」
稽古前に言われ、どきどきしながら先生の三味線を組み立てる。
ふわートチがきれいだな~。欲しいなこの三味線。
せっかくの機会なので、棹の形状や太さ、糸の止め方、巻き方、糸の太さと材質、駒の種類や高さなど、しっかり見させてもらいました。
雑誌「バチx2」に書いてあった福士豊秋先生と同じ方法で皮に駒止めの仕込みがしてありました。
うーむ、まねしたくてたまらん。
秋田田植え踊り唄を習う。これもいい曲だな~。
本当に秋田は名曲の宝庫だ。
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2004年11月26日(金)
20041126
こんな毎日が理想。
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いつもの居酒屋さんで弾かせてもらう。
今日の課題は、人前で、一発目でいきなり曲弾きどこまでできるか。
曲弾き、黒リンゴ甚句奴、津軽タント節、十三の砂山、願人節、道南口説、本調子にして生保内節、鯵ワイ小唄、草津節(チョイナ節)、おこさ節、秋田甚句、秋田荷方節、外山節、秋田舟方節、二上がりに戻って天竜下れば、最後にあどはだり弾いて終了。
おひねりをもらったので、そのお金で晩御飯を食べ、途中日帰り温泉で露天風呂に入って家に帰る。
...こうやって毎日暮らせれば最高だな。

大会まであと14日です。





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2004年11月27日(土)
20041127
保母さんとのジョイント
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今までずっと稽古してきた”太鼓との合奏曲”。
保育園で音合わせをやるというので、てっきり園児と一緒に合奏するのかと思っていたら、保母さん達とでした。考えてみればそうだよな。1曲8分近くあるし。
大太鼓や締め太鼓など合わせて10人近く。そのパワーに圧倒されました。
自分の三味線の音が全く聞こえない。
三味線は上のパートと下のパートに分かれていて、お互いに相手のパートを聞きながら稽古してきたけど、太鼓の大音響でどこを弾いているのかわかんない。
どのツボ弾いても正しい音が出るので不思議だなと思ったら、左隣に座っている師匠の音でした。
来週本番です。
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2004年11月30日(火)
20041130
前の先生に会いに行く
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会社の帰りに何だか急に懐かしくなって、以前習っていた先生の稽古場に遊びに行った。
「唄もそうだけど、三味線も勘違いして理解しないように。色んな先生の話を聞いて、自分なりの方向性をしっかり持った上で、必要なものを取り入れて行くんだよ」
言葉が身に沁みる。
色々な演奏テクニックを教わるのも大切な事なんだろうけど、実はしゃべっている事の方が大事なんじゃないか、と最近感じる。
ふとした時に、「こういう時はね、こうするんだよ」と先生の声が脳裏をよぎる事があって、それが今の自分にずいぶん役立ってると思う。
生まれて初めて三味線に触れた5年前。「これは棹って言うんだよ」というところから教わりました。
本当の恩師だなあ。ありがたい事です。
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