定期的に厚生省が平均寿命、平均余命の統計を出していて、最新のものはここにあります。
これを見ると、年齢に平均余命を足して100歳を越える世代はまだ出てきていません。
人生100年時代の到来とはいったい誰が言い出したんだろう。
たまたま日帰り温泉の休憩場所で読んでいた本にこういうのが出てました。
これがいわゆる老後に2000万円足りない問題の根拠なのかな。
生活費だけ考えれば、まあそんなもんだと思います。これの何が批判されたんだろうかよくわからない。
それよりこの月平均支出には、たぶん抜けがある。
家電などの耐久消費財の買替え費用はたぶん含まれていない。
田舎暮らしでは車が必須というところも多いと思います。
マイホームがあったとしても補修費ゼロで何十年も住み続けられるわけないし。
その他に例えば自分や家族の医療費。人生の医療費総額の半分は70歳を過ぎてから使われるそうです。死ぬまでに一度も入院しないということはないだろうし。
親の介護費用、葬儀費用、自分自身の分も必要なはずで、それらを含めると、ほんとに人生100年生きるんだったら、2000万円どころかもっと足りないはずなんだけど。
でも話の始めに戻れば、今のところ現年齢+平均余命が100歳に達している世代はまだ現れていないんですよ。
なので結局、自分のことは自分で試算するしかないんです。
試算すればいくら足りないかわかります。
わかれば対策は立てられます。
でもおそらく答えは既に出ています。
まず健康でいること、そして歳をとっても働き続けることです。
ただもっと大切なことは、その長い人生でいったい何をするのか、だと思います。
死なないから生きている、ではあまりにも長すぎる。