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父愛用のカメラを550円で売る

2023-10-01 10:57:19 | What's up?
北海道に住む90歳の父からメールが来た。

「家の中の物を片付けていたらカメラが出てきた。お前がいつか使うかも知れないと取っておいたがとうする?使うなら送るし、要らないなら処分する」

即、「送ってください」と返信した。

身の回りのものを整理したい気持ちも、思い入れのある物の処分に躊躇する気持ちもわかる。

今の自分がそうだからだ。

2日後、フィルムカメラ2台と三脚が宅配便で届いた。荷物が届いたと父にメールすると、

「わかさぎの佃煮と一緒にクール便で送ろうとしたが、カメラが駄目になるとヤマトに断られた。カメラは使う前に一度専門店で診てもらったもらったほうがいいと思うが任せます。佃煮はだめになっていたら捨てて欲しい」
と返信が来た。

とりあえず佃煮を冷蔵庫に入れ、カメラ一式をキタムラに持ち込んで買取査定をしてもらったところ、レンズに550円の値がついた。その他は値がつかず、廃品業者にタダで引き取ってもらうことになった。

初めから使うつもりで送ってもらったのではなく、処分するつもりだった。

皆さんは私のことを冷たい息子だと思いますか?

たぶん父は「ところであのカメラどうした?」とは聞かないだろうと思うんですよね。