途中宇都宮の手前で35キロ渋滞にはまりました。
一般道に下りたけどそっちも詰まってました。
あーやれやれ。
忘れないうちに総括を...
○弘前大会について
全ての演奏終了後に全体的な講評がありました。
「テンポがいたずらに速いという印象がある。早く手が動くのは別として、気持ちを冷静に保つ事が大切」
「テクニックは表現するためのもの。何を表現したいのか?うれしいとき、悲しいとき、ひとつひとつの音を情感と一致させる事を意識しなさい」
この講評から、早弾き+超絶技巧が第一の審査基準ではない、と解釈する事は可能かと。
各クラスとも、入賞と落選の境界線ってどこにあるのか、本当に微妙だと思いました。じょんがら節とはいえ、各出場者がオリジナルとして作ったものを比較するわけだから、微妙なのかなと。ただその中でも、洋楽のコンクール的な音程の正確さやリズムの正確さは第一義的に求められていないように感じました。じゃあ具体的に何が第一なの?と聞かれると、正直僕にはそれが何なのかわかりませんでした。
立ち返って自分の事を考えた場合、あと何を足せばいいのか、今はよくわかりません。けどやっぱり自分でできない事は自覚しているので、だめなところを一個一個つぶしながら、表現手段としての今の曲の完成度を上げることなんじゃないかと思います。
今回一番熱中できたのは控え室に入る直前に弾いた時でした。撥が柔らかく感じて、指もよく動いていたような気がします。早く舞台に出て弾きたいなあと思いました。こんな経験は過去にはなかったので、それが今回の収穫といえば収穫かなあ。
糸の張替えタイミング、大阪の時は、雨の日に直前に全部張り替えて失敗したので、今回は前日に1と3を張り替えて弾き、当日の出番1時間前に2の糸だけ張り替える事にしました。糸は安定してたと思います。自分は二尺で弾いたけど、全体的に1尺9寸で弾いた人が多かったかな。
あと撥が重かったです。
普段、サイレント三味線+練習用の撥で弾き込んでたので、本番用の撥が重く感じました。いつもの撥で弾けばよかった。っていうか、本番用の撥で弾き込んでおけば良かったと後悔してます。
明日からまた稽古は続きますが、基本練習積むのと、あともうちょっと個性が出せるような、何かをうまく表現できるようなメロディーラインを考えたいと思います。
メンタル的には、苦手意識のあるところを開き直って自信持ってできるようになりたい、というのと、小さく弾くところを力が入ってガチャガチャやっちゃうので、余計な力抜く事を覚えないとだめかなあ、と。
○秋田三味線について
自分にとってはもう津軽の曲弾きはみんなと楽しんでやるような対象ではなくなってしまいました。津軽の唄にしてもアマチュアで歌える人が地元群馬にそう多くないです。逆に秋田の民謡は素朴な中にも明るさと華やかさがあって、ファンも多いし、今回本場で聞いて改めていいなあと思いました。なのでいろんな人から「ムリだ」と言われ続けてますけど、どちらもあきらめきれず、これからも津軽と秋田の二本立てを続けようと、決意を新たにしました。
ということで、また明日からがんばります!