台風10号は既に朝鮮半島を抜けてしまったというのに時折強風が吹きつけており、なかなか台風一過とはいかないようです。被害が大きかった地域の皆様には御見舞い申し上げます。
夜半から明け方近くまで暴風圏に入り、かなりの強風が吹きましたが、当地では事前に報道されていたほどの被害は出ていないようです。
8時過ぎに風が弱まったので、家の廻りをチェックしますと光ケーブルが軒下でブラブラしているではありませんか。さてはやられたかと思い固定電話の動作確認をしてみますと異常ありませんでした。どうも支持線が切れただけで光ケーブル自体は活きているようです。ただ早めに修理しておかないといつ光ケーブルが切れてしまうか分かりません。しかし、台風直後ではなかなか対応してくれないだろうな?
更にチェックを続けると鶏小屋のビニル屋根が一枚吹き飛んで畑に落ちておりました。遠くまで飛んで他所様に被害を与えず良かったなと思います。
菜園の作物はキュウリが全滅でした。その他の作物は倒れかかったりしておりますが、おそらく大丈夫ではないかと思っております。ただ、もうすぐ収穫できそうだったアーモンドはほぼ落果してしまいました。みた感じ数粒ほどしか残っていないようです。
軒先廻りの確認を終えて地区の状況を確認してきました。地区の公民館や神社、その他集落の主だった被害状況を見て廻りました。実は現在、地区の区長(自治会長のようなもの)をしており、これも役目の一つです。
公民館に設置してある地区内放送用の拡声器が電柱に固定する金具が腐食していたのか落下してしまっておりました。滅多に使わないのですが修理にいくらかかるのかな。予算が少ない中での出費は痛いな!
山の方はまだ危険ですから晴天が続いてから確認に行くことにして、今日のところはこれ位で切り上げです。おそらくは相当程度の風倒木があることを覚悟しておかねばならないでしょう。今のところ地区の皆さんからの被害連絡はありませんのでホット一息といったところです。
その後、水田を見て廻りましたが、こちらは特に問題はないようです。稗の穂先が多数見えておりますので、明日にでもヒエ取りしなければ・・・。ただ2度の台風が、ちょうど出穂期に重なりましたので作柄に影響が出るかもです。そしてウンカも大発生しており、近くの「夢しずく」の圃場は既に80%ほど坪枯れが発生しております。ウンカの被害はあれよあれよという間に広がっていきます。ヒエ取りしても徒労に終わらないように祈るばかりです。
これだけの台風であったのに、思ったより被害が少なかったのは気象庁より事前に周知徹底されたことにより、準備が入念に行われたこともあったと思います。備えあれば憂いなしですね。
一部には気象庁や報道が煽りすぎであったという声も耳にします。しかし、思ったより被害が少なかったことを幸いだったと言うべきであって、危険情報の告知が過剰であったと責めることは筋違いであると思います。
<参 考>
「
ウンカ大発生」「
ウンカ大発生(2)」