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曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

深山林道の山奥へ

2015年02月04日 | 日記

今日の海

午後にみかん畑に行くとまだ練習船が湾内に停泊しているのが見えました。学生さんたちは缶詰でお勉強をしているのでしょうか。私たちの学生時代のように授業サボって映画を見に行くなど絶対できませんね。

 


 2月に入って今日で4日間アサギマダラの越冬状態を調べに行きました。

1月の末から2月の初めごろと言えばまだ冬のど真ん中と言えるのではないでしょうか。今日2月4日は立春で暦の上では春と言われていますが3月の初めごろまでは感覚的には冬と言った方が良いと思います。こんな真冬時期にアサギマダラの幼虫たちはどんなふうにして過ごしているのか見てきました。今年は大島の中で、深い山奥にある全く自然の状態の生息場所を3か所と家や里の近くなどにある人の手の入った生息場所を3か所選んで比較調査しています。今日見に行った生息場所はその名も深山(みやま)というくらい深い山奥にあります。そこに入るには林道があって4輪駆動車であれば道の終点まで車で入れたのですか、最近落石や倒木が多くなり歩いてしか入れなくなりました。5・6年前に一度私が倒木をチェーンソウで切り開き落石を除いて車が入れるようにしたのですが元の木阿弥です。アサギマダラの幼虫たちは1月の調査の時からあまり成長していませんでしたが数はそれほど減っていないように思われました。

 


深山林道


この谷あいには無数のキジョランがあります。そのほとんどは高い木の上まで登り木の上で蔓を広げています。

竹が途中で折れて登っていたキジョランが低く垂れていたので幼虫を見ることができました。

2齢幼虫ですね

 

奥へ行くほどに道は悪くなります。

こんな状態では私一人で道を開通させるのはとても困難です。

道のわきにはキジョランの幼樹が生えています。

脱皮して2齢になったばかりのようです。

この谷には小さい幼虫しか見つかりませんでしたが数はそこそこいるようです。

 

ここより奥はさらに道が悪くなるので引き返すことにしました。この奥の方にもキジョランはたくさんあるのですがそこはもう獅子神の森みたいなところですから分け入るのは大変です。

帰り道です

この谷全体でアサギマダラの幼虫はどのくらいいるのでしょうか。気にはなりますがキジョランの蔓は高い樹上にあるので調べる方法がありません。

 


冬になると被写体の蝶がいないものだからつい野鳥などにカメラが向いてしまいます。鳥用のレンズなど準備していないのでうまくは撮れませんが今日はジョウビタキとアオバトを撮って見ました。アオバトは森の中の薄暗いところで出会ったのできれいに撮れませんでした。ジョウビタキは人懐っこくて近くで写真を撮らせてくれます。

アオバト

きれいな鳩ですが近寄らせてはくれません。

ジョウビタキ

やはり野鳥を撮るならレンズはせめて400mmくらいないと難しいですね。蝶を撮る時には望遠レンズはめったに使わないけど400mmも1本あったらなあと感じています。30万位しますからね、新しいボディを買ったばかりだから我慢しましょう。