曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

滝の観音様縁日法要  2月18日 (茂敷の滝)

2015年02月18日 | 日記

今日の花

この辺りでは最も早く咲く薄寒桜です

 


 屋代の滝の観音様のお祭りにお参りしてきました。3年前にもお参りしたことがありますがその時にはお祭りの様子がよくわからず滝に着いた時にはお祭りは終わって参拝の皆様やお世話をされる方たちは帰り支度をしている所でした。それ以来毎年祭りのご案内をいただいています。今回先輩のIさんからもお誘いがあったので今年は祭りに遅れないように早めに出かけて行ました。滝に着いた時にはすでに大勢の参拝者が集まっていて大きな焚火も焚かれていました。谷間の杉林の間を煙は緩やかに登って行きます。二月のもっとも寒い時期にお祭りがあるのはどうしてなのかわかりませんが谷間の冷たい空気は気を引き締めてくれます。

この滝のある谷に私は時々一人できます。とても静かで気持ちの良い所です。もちろんわたしは蝶を見に来るわけですがこのお祭りの時以外にはほとんど人の入ることはない所です。今日聞いた話ですが、滝の側には昔庵があったということです。いったいどんな人が住んでいたのでしょうね。

今日はお祭りの様子を撮ってきましたのでご覧になってください。興味がありましたら来年のお祭りにはお参りしてみてください。

 


滝の観音様のお祭り

駐車場は狭いので早めに入るか乗り合わせて来ましょう。

いつもの川沿いの山道を登ります。

滝が近づいて来ました

上の写真を見てください。滝の右側にきれいな石垣が組んであります。ここに昔小さな家が建ててあって福富さんという方が住んでいたそうです。もちろん自宅は下の方の集落の中にあったのでしょうが、ここら一体にあった田んぼの仕事をするのに集落からここまで毎日上ったり下ったりは難しかったのでしょう。滝も昔はなん筋かに分かれていたものを石を組みなおして今のように5段の滝に作り替えたそうです。それで昔はこの滝のことを地元の人は「福富の滝」と呼んでいたそうです。今では周りはきれいな杉や檜の林になっていますがここらで田圃が作られていたころは日当たりの良い谷間でおそらく海の方まで見渡せたことでしょう。周りの杉や檜は立派に木に育っていますが樹齢は5~60年くらいでしょうか戦後植えられたものだと思います。ここに住んでおられた福富さんの息子さんが90何歳でご健在だそうです。
観音様が祭られているので「観音の滝」とも呼ばれていますが、この滝のあるところが茂敷(もじき)という地名だそうで、「茂敷の滝」というのが地元でよばれている名前だそうです。 

 

振り返ると

なぜかいつも嬉しそうにしている私です。

冬の焚火はうれしいですね。

10年余り前に安置された十一面観音様です

この滝は五段になっています

今日はあまり寒さが厳しくないからなのか火の側にはあまり人がいません

世話係の方の挨拶です。

お坊さんからお経の説明がありました

法要が始まりました

参拝の皆さんに線香が配られて一人一人観音様にお参りしました

私たちもお接待の袋をいただきましたが中にお餅が入っていたので早速焼いていただきました。今年一年無病息災でありますようにと。

 

 

帰り道

年配の方もおられるのでゆっくりと下山しました。

 

今日の夕方西の空に「太陽柱」が見られました。お日様が沈んだ西の空に光の柱が見られる現象です。