曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

嵩山頂の蝶たち

2015年08月23日 | 日記

今日の木の実

クリ

ムベ

ナルコユリ

ネム

エゴ

植物たちは子孫繁栄のため頑張っています。

 


 昨日の嵩山頂からの景色に続き本命の蝶の紹介をいたします。特別変わった蝶はいませんが今の時期には数がすごいです。今年の1月に大島エコツアーと言う催しがありまして大島の自然を見に来られたお客様たちに、この嵩山頂で私は自然の中にいる蝶や虫の紹介をするガイド役をしました。でも1月の真冬に山頂に蝶や虫がいるはずがないですね。結局チョウのお話だけで寒かったです。今頃やれば自然は一番きれいで平地よりは涼しいし子供の夏休みの宿題の助けにもなるかもしれないしいいと思うのですが、お役所の考えることは実績を作ることにしか興味が無いようで税金の無駄使いと言うか困ったものです。エコツアーの実施が今だったら虫たちと植物とがどんなに影響し合って暮らしているかを目の前の実物を見ながら説明できてよかったのにね。

山頂にいた全ての蝶の写真は撮っていませんが20種類くらいは簡単に見ることができました。山頂へ蝶を見に来た目的はアサギマダラだったので他の蝶はどうでもよかったのです。ごめんなさい。

 


山頂付近の森

遊歩道を歩いていると近くの茂みから何か逃げてゆく音が聞こえました。大きな動物の動く音でした。茂みで寝ていたイノシシが驚いて逃げたのでしょうね。

 

山頂付近にはもう白いヒヨドリバナが咲き始めています。アサギマダラの好きに花です。もちろんほかのチョウも吸蜜にやって来ます。

 

多くのアサギマダラは繁殖のためと夏の間暑さを嫌って日本列島の北の方へ移動して行きます。このような北への移動をアサギマダラの北上と言いますが全部北の方へ行ってしまうわけではありません。ここ大島でも北へ行かない留鳥のようなここに留まるアサギマダラもいます。夏場は気温の高い平地にはいませんが山頂付近に出かけて行けばアサギマダラに会うことができます。

 

ミンミンゼミ   夏の後半になるとこのセミばかり目立ちます。

テングチョウ   夏眠するといわれていますがもう起きたのでしょうか。

キアゲハ   何処の山の山頂にも必ずいます。

ダイミョウセセリ   セセリチョウというのは飛び方がせわしないですね。蛾みたいです。

ルリタテハ   この蝶はよく地面にとまります。

ツマグロヒョウモン   山頂にはいつもいます。

クロアゲハ   比較的きれいなメスでした。

カラスアゲハ   大型できれいな蝶ですからつい写真を撮ってしまいます。微妙に色が違います。

コイケマ   ガガイモの仲間でアサギマダラの食草になります。

コジャノメ   平地ではコジャノメとよく似たヒメジャノメを多く見ますがこの辺りにはコジャノメばかりです。

モンキアゲハ   今の時期には他にもアゲハ類がたくさん見られます。このようにボロボロになったものも多いです。

アカタテハ   縄張り意識の強い蝶で他のチョウとよく戦います。

草の種   光の中で輝く命

ゴマダラチョウ  ゴマダラチョウはエノキなどの高い樹上を飛び回ります。岩国空港への飛行機が写っています。

コミスジ  葡萄の花は蜜がよく出るのか蝶や虫が好みます。

ルリシジミの卍飛翔  雄たちは上空でバトルに余念がありません。

ルリシジミ ♀  せっせと卵を産んでいました。