曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今日のアサギマダラ

2019年10月08日 | 日記

今日の花

コキア   和名ではホウキグサとも呼ばれます。今はまだグリーンですがもうすぐ紅葉して来て赤くなります。緑の中にもう赤いものが見えていますが実でしょうか。

 


 今日のアサギマダラは昨日より少し増えました。今日もまだマーキングはしていません。アサギマダラの卵が少し欲しいのでメスはいないかと探しましたが1頭もいませんでした。フジバカマに吸蜜に来るのは元来オスばかりであってメスはめったにいないものです。仕方がありませんね。

大島にアサギマダラを見に来られる方の中には海を背景にアサギマダラの舞うのを写真に撮りたい方が結構います。昨年までフジバカマ園があった夕日の丘と言う所は海に面していて瀬戸内の島や海が広く眺めることのできる場所なので、そこにアサギマダラが集まって乱舞すると海や島を背景にしたアサギマダラの写真が撮れて素晴らしい所でした。ところが今年は地元の方々の努力の甲斐もなく夏の高温と病気の蔓延でフジバカマが全滅してしまいアサギマダラを呼び寄せることが出来なくなりました。その代りに光市のYさんご夫婦の作られた新しいフジバカマ園があるのでアサギマダラは十分に集まってくれると思います。しかし、夕日の丘と違って海が見えにくい位置にあります。そのために先日の台風17号の潮風による被害からは免れました。海に面していなくて助かったのです。この新しいフジバカマ園にも少しだけ海と島が見える場所があります。今日は海の見えるその場所で写真を撮ってみました。アサギマダラがまだ少ないので乱舞するところは撮れませんでしたが、海の景色を撮り込むことはできました。写真家の方には少し物足りないかもしれませんが海とアサギマダラを一緒に撮ることはできそうです。垣根として作られたコキアが良く出来過ぎて背が高くなり海を少し隠すようになっていますが、何とかなると思います。

 


今年できた新しいフジバカマ園

 

 

フジバカマ園内の海の見える場所

 

今日は晴れていませんでしたが空気が澄んでいて四国はよく見えました。佐田岬の尾根に立つ風車が肉眼でもよく見えました。

夕方には夕焼けがきれいでした。

 

アサギマダラを求めて移動しているとこんな蝶も見つかりました。

クロマダラソテツシジミ

アサギマダラは南を目指していますが、このクロマダラソテツシジミはまだ北へ向かっています。

 

アサギマダラを見て回る時に気が付いたのですが、今年はアサギマダラの食草のキジョランに沢山の実が付いています。いつも種を探すのに苦労していましたが今年は何処のキジョランにも種が付いているようです。気象条件が良かったのでしょうか。

矢印の所がキジョランの実です。12月になると実が割れて、綿毛の付いた種が風で飛ばされてゆきます。