今日の花
木槿 これも夏の花です。木槿はお隣の国韓国の国花ですね。
10数年前、このブログを始めたころは蝶の写真を撮ることに夢中でした。そして写真を撮ることの楽しさにも目覚めたころです。
そのころから10数年経ちましたが写真の楽しさは変わっていません。蝶ばかり撮ることは少なくなりましたが、写真にとる対象は身の回りの自然がほとんどであまり変わっていないのかもしれません。昔に帰ってしばらく蝶の写真を撮ってみましょう。
今じぶん、道路わきや山の中でクサギの花が良く目立ちますね。すごくきれいというわけではありませんが白い花びらと赤いがくが特徴で遠目には淡いピンクにも見えます。クサギの木自身はその匂いから人からはあまり好まれませんがアゲハチョウの仲間はクサギの花が大好きです。アゲハチョウの写真を狙うならクサギの花の良く咲いている所へ行けばほとんど間違いがありません。今日の写真は農道を走っているときに、道路わきのクサギの木に黒い蝶が何頭か群れているのに気づき車を止めて撮ったものです。黒いアゲハが何頭かいましたがその中に一組のオスとメスがもつれ合っているのを見つけました。小ぶりなオスが大きくて立派なメスに求愛しているようでした。メスのほうはクサギの花の蜜を吸うのに一生懸命でオスの求愛にこたえようとはしません。それでもオスは懸命にメスの背後からついて行きます。このようにオスがメスを追いかける光景はどこででもよく見かけるのですが、恋が成立する場面は見たことがありません。どのような時と場所でならメスはオスを受け入れるのでしょうね。いったん交尾に入ると蝶の交尾は時間が長いので交尾している姿はよく見かけます。そんな時邪魔をしないようにそっと写真を撮らせてもらいますけどね。
クサギの花にモンキアゲハ
メスは生まれたばかりなのか翅の破れもなくとてもきれいです。それに対してオスのほうは翅の端は破れ鱗粉は剥げ落ち相当長い期間生き抜いてきた蝶のようです。
食事中のメスの背後でオスはホバリングしながらチャンスの訪れるのを待ちます。
メスが上空へ飛び立ちました。
見ているうちにメスはおなかがいっぱいになったのか上空へ舞い上がってゆきました。もちろんオスはあきらめずついて行きました。