初冬の安下庄湾
早朝、朝日が斜めに差し込んでいます
お昼頃、冬の雲間より少しのひかりが海に
みかんの収穫などで忙しくてブログの更新が滞っています。すみません。11月の下旬には沢山の紅葉を撮っていますがみんな没になりました。忙しくともみかんの仕事の合間にアサギマダラの子供たちやその他越冬蝶の観察は続けています。
アサギマダラのお父さんお母さんは今頃みんな南の島にたどり着いていることと思いますが旅の途中にアサギマダラのお母さんが産んだ卵は今どんなになっているか皆さん気になりませんか。私にとっては秋から春までの間アサギマダラの子供たちの成長を観察するのが楽しみの一つとなっています。一般的にはアサギマダラは幼虫越冬ということになっています。だから幼虫たちは厳しい冬の寒さに耐えて春を待のです。今日はここ数日に家の近くで撮って来た写真でアサギマダラの幼虫の状態を紹介しましょう。
安下庄で今育っているアサギマダラの幼虫たち
最初にどんな環境で幼虫が育っているのかご紹介します。
我が家の上の方にある農道です。
道路の側に我が家のレモン畑があります。その奥の方が谷になっていてキジョランの生育に適した地形になっています。それでここに目を付けてキジョランを植えてアサギマダラの観察場所としました。私がキジョランを植えるまではキジョランはなかったのですがそれでも昔からアサギマダラはここでよく見ることができました。地形的にアサギマダラの好みそうなところです。
道路のすぐそばですから車を止めて見に行くのが簡単です。ほとんど毎日見ています。
この谷には春から秋まであらゆる蝶が集まります。特にアゲハ類はレモンがあるからかたくさんやって来ます。クロコノマが多いのも特徴的です。
キジョランの葉を見てみましょう。昨日12月3日の写真です。
これらの小さなキジョランは今年の春植えたものです。10月の下旬にはほとんどの葉に卵が付いていましたがその中で育つのはわずかです。そして1頭のアサギマダラが成虫になるのにキジョランの葉が7から8枚必要ですので運よく1匹の幼虫が終いまで育ったらこれくらいの株は丸坊主になります。
12月2日の状態
終齢幼虫が蛹になる場所を決めたようです。
新しい蛹も見つかりました。この寒さでは羽化は難しいかもしれません。
孵化しなかった卵でしょう。
我が家の庭のキジョラン
今年初めて自然の状態でアサギマダラの産卵がありました。10月の下旬の卵のようですが今4齢になっています。越冬するにはとても中途半端な大きさです。それに数日前から数がずいぶん減って来たようです。我が家の庭には小鳥がたくさん来ますので食べられているのかもしれません。このままでは全て食べられてお終いになることでしょうね。
脱皮直後
葉が密生しているので何匹いるのか分かりません。11月の初めごろ4齢の大きな幼虫もいたのですがその後何処へ行ったのか分かりません。終齢まで行ってどこかほかの所へ行ってしまったのかもしれません。
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