曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

初秋の花と蝶

2021年09月19日 | 日記

今日の景色

高気圧に覆われた日の、9月の青空に雲が一つぽつんと浮かんでました。雲一つ子供心の秋の空

 


 何年も写真を撮っていると風景写真は8月と9月が一番きれいに取れることが分かりました。春の季節にはよく霞がかかりはるか遠くは良く見えないことが多いのは皆さんご存じでしょうね。気温の低い晩秋から冬にかけては空気が澄んでいると思われがちですが以外にそれほどでもないのです。中秋の名月が貴ばれるのはこの季節がやはり一年で一番空気の澄んだ時期だからなのでしょうか。月が美しいように銀河など星を眺めるにも今の時期は最適です。また、夕暮れもいいですね。たった数分の輝きを見せる夕焼雲も捨てがたいです。今夜は13夜ですから明後日の中秋の名月をどこで楽しむか計画してみましょう。同じ月でも見る場所によって結構変わるものです。周りの風景というわき役も大事ですよね。盃とお酒があればまたいいですね。盃に写る名月飲み干さむ、こんな句は何処かにありそうですね。初心者は季語すらよくわかっていませんしね。

そろそろ彼岸花が見ごろを迎えました。今日は我が家の庭に咲く彼岸花を紹介しましょう。花の写真を撮っていると次々と蝶がやって来ました。春の蝶はたんとなく嬉しげで楽しそうですが、秋の蝶はせわしなく花から花へと飛び回り、極端な表現をすれば侘しさとか哀れさを感じさせるようでもあります。アゲハチョウなんかあんなにたくさん飛んでいたのに10月になると急に姿を消してしまいます。アサギマダラたちも南への旅を急いているのが良くわかります。

 

 


彼岸花と秋の蝶

彼岸花 赤白黄色 咲き揃う

 

庭の花

 

秋の蝶なぜにそれほど急ぎ飛ぶ

 

 

十三夜の月

13夜の月って歌や俳句にもよく登場しますが、14夜というのは何故かあまり登場しませんね。どうしてでしょう?  

今日は夕方遅くまでみかん畑にいましたので、東の山からすでに月が昇っていました。満月に近いけれど少し欠けているのがいいですね。

 

 

帰るときには街の明かりがともっていました。

 

夜になって新聞を読んで知ったのですが、今日が正岡子規の命日だそうです。獺祭忌と呼ばれていますね。高浜虚子が書き残しているようですが子規が息を引き取った日は良く晴れ渡り17夜の月がこうこうと照らしていたそうです。17夜の月は夜遅く出ますので子規が息を引き取ったのは夜の遅い時間帯だったのかもしれません。獺祭忌今年も晴れたり十三夜 未熟者ながら子規にささげます。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿