曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

節分の日のみかん園

2011年02月03日 | 日記

今日の花

カンアヤメ

庭でただ一輪だけのカンアヤメは開ききったようです。 


 今日は節分。豆まきもしなくなって久しいけど鬼とは普段から仲良くやっているので豆まきの必要性もなくなりましたね。豆まきの風習は地方によっていろいろあるようですが、私の住んでる地方には節分の豆まきの時の掛け声にこんなのがありました。過去形です。今の若い人たちは知らないと思いますしもちろん我が家でやったこともありません。もしもやったら私が追い出されてしまいます。私が小さい頃父からそっと教わった掛け声です。そっとご紹介しましょう。「おにはーそとー  ふくはーうちー 」ここまではよくあるパターンです。この続きが問題なのです。 「これのかかーのつらーみよー」と鬼に向かって叫ぶのです。(確かにいつの時代も鬼より怖い存在かもしれませんね) この頃はコンビニの陰謀に乗って節分には恵方巻きなるものを食べるとか言いますがうちではいまだ出てきたことはありません。我が家ではなんと今夜はパエリャが出てきました。パエリャは大好きなので歓迎ですが、なぜだろう???

今日は本当に暖かい一日でした。今年になって初めて人との挨拶に「暖かいですね」の言葉が出ました。畑のみかんの木もしおれ気味だった葉が広がって暖かな日差しをいっぱいに受けていました。


はるみ の結実状態


はるみ の果実

はるみは清見×ポンカンの交配でてきた柑橘です。デコポンとは同じ組み合わせの親を持つ兄弟のようなものです。柔らかな味で食べやすい品種です。


せとか の結実状態 


せとかの果実はきれいです。

せとかは(清見×アンコール)×マーコットの交配で生まれた柑橘で、甘くて中袋も柔らかく食べやすさと外観のきれいさで今人気上昇中です。

 

ミスキョウコ  我が家のオリジナル品種


果皮は赤みが強くてきれい

ミスキョウコは(イヨカン×ミネオラ)の交配で生まれた柑橘です。私の作った品種の中では選外佳作と言ったところですが加工品にするとなかなかいいものを持っています。赤みがきれいです。

 

南津海の結実状態 

南津海は私が最初に育成した柑橘の中から選抜された品種で傑作と言ってもいいかもしれません。5月の初めからが食べごろですが、冷蔵貯蔵すると8月まで美味しく食べることができます。昨年の秋にヨーロッパの最大柑橘生産国スペインから南津海の引き合いがありました。世界中の人たちが南津海を食べてくれるようになったら嬉しいですね。

 


我が家のネコ (ビビリ♀)


何しているか分かりますか?   ネコを飼ったことのある人なら分かりますね。


「見たなー」


ショボン  !

 

 


蝶の部屋

今日久しぶりで山のアサギマダラの幼虫を見に行ってきました。1月には―5度まで下がったけれど元気で生きていました。3齢から進んでいません。

 

 家で飼育中のアサギマダラは何も変化がありません。ただ金色の斑点は大きくなりはっきりしてきました。エメラルドグリーンはいつ見てもきれいです。


独り言

夕方暗くなっていつもより少し遅い時間にようやく寒行の太鼓の音が聞こえてきました。今日が最後の日だと思います。きっと参加者も多いのかもしれません。もう一度撮りに行くといいなと思いながらそのままになりました。寒行の写真でもう何十年と変わらぬ安下庄の街並みに懐かしさを感じてくれる方もいるかもしれないとは思っていましたが、一ちゃんがと言ったら失礼ですが懐かしく感じてくれたのですね。信者にとっては真剣な修業の場を撮影するのは少し悪い気がして十分に撮ることはできませんでした。やはり私にはネイチャーフォトグラフの方が気楽で性に合っているようです。(ネーチャンフォトグラフはやってみたいのですが誰かモデルになってくれる人はいませんかねー イナイダロウナー。)

それから、もぐりはモグリですからあまり詮索しないことにしましょう。 私もモグリ !

 

 


妙法寺(日蓮宗)の寒行

2011年02月02日 | 日記

今日の花

庭の薄寒桜

昨年は1月の末頃咲き始めましたが今年はようやくといったところです。

我が家のカンアヤメはたった一輪ですが町の中を走っているとこんなに咲いているのを見つけました。

 


夕日に染まる船

夕方、畑から沖を眺めると巡視船が入っていてその向こうにちょうど練習船が湾内に入って来るところでした。ここ数日は湾内には何もいなくって寂しかったのですが、船が夕日を浴びてきれいだったので日が沈む前にと思って急いで海へ行ってきました。

山の上からは船名は見えなかったのですが何となく見覚えのある船の様だったので望遠で拡大して見たらやはり先日のLL01(つしま)と練習船(大成丸)でした。また帰って来ていったい何をしているのでしょうね。

 

 

 

沖の航路を貨物船が列をなして航行しています。以前、魚釣りにのめりこんでいたころは小さなMy boatでしょっちゅう航路を横切り更に沖の漁場まで釣りに出かけていたものです。車が頻繁に通る道路を合間を見て横断するのと一緒でどの船と船の間を通り抜ければ安全かを考えながら操船して行くのですが、とくに夜になって帰る時は航路を走る船の両舷灯をよく見極めないと横切るのはなかなか難しいのです。貨物船は海の大型トラックです。

 

 

沖の船ばかり気を撮られていたのですが、海岸から少し離れた海に時々何やらしぶきがあがっているのです。海鵜か何かが潜って魚を追っているのかと思い望遠を向けてみてびっくり、人の頭が見えるのです。夕方の5時過ぎですよ、こんな時間にお仕事なんて海の仕事は厳しいですね。

 


 

大寒に入ってから毎日日暮れ時になると「南無妙法連華経」の読経の声と太鼓の音が聞こえてきます。最近はこの時間帯に町の方へ行くことがなく寒行の姿も久しく見ていないなと気になっていました。妙法寺の寒行は大寒の入りに始まり節分に終わるので今夜あたり撮りに行かないとだめかもと考え夜間撮影の練習も兼ねて出かけてみました。

思ったより人数が少なくカメラを向けるのになんとなく引けてしまったので目立たないところで手持ちで撮ってみました。昔は導師の後を4・50人の信者がついて歩き長い行列だったように思います。

撮影データを付けておきます。


ISO:3200   f/5.6   1/10s


ISO:3200   f/5.0   1/5s


ISO:3200   f/5.0   1/13s

このシャッター速度で手持ち撮影は少しきついかも。


独り言

あの逃げていった鳥が「惜しいトリ」とは私も思いつかなかったですね。すごい !!

照れまんさんに座布団10枚。フジさんも拍手を下さると思います。一席の落語ネタにもなりそうですね。       パチ パチ パチ・・・・・・

新しいカメラのテストもいろいろやってみましたが実際の場面で使いこなせるようになるまではまだまだかなりの時間が要りそうです。車の運転でもそうですが考えてから操作する間はまだまだです。フジさんのおっしゃる通り冬の星空を撮るのはかなり厳しいものがありました。本当はもっといろいろテストするつもりで外へ出たのですが根性無しは早々に部屋の中へ逃げ込みました。ノイズの軽減効果とかホワイトバランスの調整なんかもやってみようと思っていたのですがもっと気候のよい時にしなければ出来ませんね。それにしても今頃の電子機器の進歩はすごいですね。センサーの感度などは完全に銀塩フィルムを追い越したのではないでしょうか。私が高校生の頃は天体写真を撮るのにレントゲンフィルムを使っていたように思います。今夜の寒行の写真も見た目以上に明るくて驚きです。今日はオートですがマニュアルならばもっといろいろ絞れますね。

明日は節分。明後日から大好きな春です。桜も咲き始めました。これからは花の撮影も楽になることでしょう。

 

 


冬の星座

2011年02月01日 | 日記

今日の花

クリスマスローズ

 我が家のお隣は現在空き家になっていますが庭は我が家よりもよく手入れされていていろんな花が人知れず咲いています。誰にも見てもらえない花もかわいそうなので(?)時々私が忍び込んで写真に撮って来てここで皆様に観賞していただいている次第です。広いお庭にクリスマスローズが一面に繁殖していますが寒さのせいか花はまだちらほらです。とても清楚でかわいいですね。


 今日は月が変わりましたのでテンプレートを変えて少しだけ春を呼び寄せてみたいと思います。早咲きのヤブツバキはあちこちで見るようになりましたが多くの椿はまだまだです。

お察しのことと思いますがこのブログに載せられなかったNGの写真が山ほどあります。数日前に撮った写真の中からとても残念だったものを今日はあえてお見せします。注釈がないとピンぼけ写真の何が惜しかったか分からないと思いますので写真ごとに解説を付けさせていただきますのでその場の状況を想像してみてください。 

 

山の中にある小さなため池です。みかん畑の灌水用ですが今の時期には水が要らないので底の方に少し水がたまっているだけです。ここに時々水鳥が来ていることは前から知っていましたが今まで見たのは大概2羽くらいでした。この日もいるかもしれないと期待しながら足音を忍ばせて池に近づいたのです。ちらっと鳥の姿が見えたので(確かあの色のきれいなオシドリが混ざっていました)カメラをさっと向けたのですが何の準備もできていない状態のところへいきなり池の底から30羽くらいの鳥が飛び立って来たのです。驚いて何がどうなったかも分からないままカメラを振り回してシャッターを押したのですが一枚もきれいに撮れた写真はありませんでした。ほんの数秒後には沢山いた鳥たちは飛び去ってしまい残念なことにチャンスは去ったのです。薄暗い山の中のため池ですからオートで撮るとシャッター速度が遅く鳥の動きに全くついていけませんでした。下の5枚がそうです。

 

次は同じ日のことですが、みかんの木にかぶせてあった防鳥ネットにヒヨドリが絡まっていました。面白いと思ってシャッターを切ったのですがこれもオートだったため私の撮りたかった鳥ではなくてカメラは勝手にネットを撮ってしまいました。カメラはヒヨドリを背景の一部としか見ていなかったようです。


ヒヨドリ

 

更にその後、ここでみかんを収穫していると頭上からコンコ コンコン ココンコ コンとサンバのリズムが聞こえてくるのです。しめしめキツツキがいるぞとまたカメラを撮りに行って音のする梢の方を身構えて待っているとコゲラがちらちらと見えるのです。私から見える位置にはなかなか出てこないのですが、見えるとさっとカメラを向け画面にとらえた時にはもう位置を変えているといった素早い動きにとうとう付いて行けず数枚のピンボケが残っただけでした。


コゲラ

 


夜は星空のテストをしていなかったのを思い出し星空もきれいだったので9時ごろ寒くて厭だなと思いながら外に出て三脚を立てふるえながらセッティングをしました。

 冬の星座の代表はやはりオリオン座でしょうか。
15mmで撮ってみました。


まず、ISO:3200   f/3.5   5秒


ISO:3200  f/3.5  11秒


ISO:5000  f/3.5   5秒


ISO:6400   f/3.5   6秒

 

 次はオリオンの帯と剣の部分です。比較のため同じようにして撮った写真を同じ所でトリミングしたものです。


ISO:3200  f/3.5  5.0s.


ISO:3200   f/3.5  11.0s.


ISO:5000   f/3.5   3.0s


ISO:5000   f/3.5   5.0s


ISO:5000   f/3.5   10.0s


ISO:6400  f/3.5   3.0s


ISO:6400   f/3.5   6.0s


ISO:6400   f/3.5   11.0s

 星空だけ撮っても面白くありませんが高い建物・森の木々の隙間・連なる山々などが前景に入ると星空も生きてきます。少し練習して見ました。三つ星の下にある星雲がかなり良く撮れているのには驚きました。

 撮影データが皆さんの参考になれば幸いです。


独り言

コメントありがとうございました。テンプレートが変わりましたのでまた何か問題が発生するかもしれません。おかしいところは遠慮なく言ってください。私もブラウザによって見え方が違うことは気付きませんでしたが参考までに試したブラウザはIE・オペラ・グーグルクローム・ファイヤーフォックスの四つです。私はオペラをよく使います。

大島に遊びに来られる方は天気が良かったら是非一度新開通の南回り大規模農道を走ってみてください。大島に着いたら橋を左に曲がって200mくらい行ったところから右に曲がって山の中に入ります。屋代の奥で北回りと南回りに分かれますから気を付けて右に行ってください。屋代ダムの方に下ることもできます。ダムの周りには公園があってのんびりできます。今は行きどまりの道はほとんどありませんからご安心を。何処をどう走っても橋以外からは島を出ることはありません。