今日の海
私は今、西の方を向いています。かすかに国東半島が見えていましたが写真では良くわかりませんね。
今日は節分ですが我が家では豆まきも恵方巻きもありません。普通の日です。でも何か節分らしいことはないかとカメラを持って一日ウロウロしました。午前中はお客様があったのでご案内して志度石神社へ行きました。節分なのでお詣りしたわけではありません。お客様に大島の珍しいところをご案内する目的とアサギマダラの調査とを両方合わせると志度石神社になったのです。お客様は植物の方の専門家なのでこんな場所は喜ばれると思いお連れしました。私はついでにアサギマダラの調査ができて喜ばしいことなのです。ということで久々の志度石神社です。
午後は普通に仕事をして夕方上のみかん畑に行きました。もう日が暮れかけていましたが南の方を眺めると空気が澄んでしたのか愛媛県の山々や街の明かりがよく見えました。東の山からはまん丸のお月様が登って来て雲の間に顔をだし、海には練習船の銀河丸が灯りをつけて停泊していて穏やかな一日が暮れようとしていました。その時、ふもとの町の方から日蓮宗の寒行の太鼓の音が聞こえてきました。寒行も今日が最後の日なんだなと思うとどんな様子か気になって家に帰るのに遠回りをして町まで一旦下って家に向かいました。町の通りには寒行の行列を待っている人たちがそこここに立っていました。明日からは太鼓の音も聞こえなくなります。暦の上では春です。
志度石神社
ここの神社の石段は487段あります。ちょっときついですねー。そこで隣にある林道を車で登ります。4輪駆動でないとちょっと怖いかもしれません。
一応本殿まで行ってお詣りしてきました。
志度石神社の周りのアサギマダラの調査
このようにキジョランの葉に丸い食痕がたくさんあります。1月の初めに来た時にはこの株にはアサギマダラの2齢幼虫がいました。
比較的新しい食痕があるのに今日は幼虫が見つからないのです。
きれいな蛹の抜け殻です。昨年の秋に羽化したものと思われます。
こちらも新しいものですが、蛹の殻はヤドリバエにやられて死んだ蛹です。
どのキジョランにも幼虫がいません。どうしたことでしょう???
ずいぶん探しましたがついに1匹も見つかりませんでした。1月の初めに来た時にはかなりの数の幼虫を見たのに一月の間に何があったのでしょうか。
真ん中の高い木に絡みついている蔓はキジョランです。あのような高いところのキジョランの葉は調べるすべがありません。あのような高い所にもアサギマダラの幼虫はいるのでしょうか。気にはなります。
みかん畑から夕暮れの風景
練習船銀河丸が灯りをつけました。対岸の愛媛県の町灯りも見えます。
どんどん日が暮れてきます。街の方から太鼓の音が聞こえてきます。
こんな時間まで畑にいるなんて何しているのでしょう。イノシシさんが「こんばんは!」って。
妙法寺の寒行の列
片道2キロで往復4kmの寒行は寒さの厳しい寒の間雨が降っても毎日行われます。
今日のムラサキツバメ