曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

今日は節分、明日から春ですね !

2015年02月03日 | 日記

今日の海

私は今、西の方を向いています。かすかに国東半島が見えていましたが写真では良くわかりませんね。

 


 今日は節分ですが我が家では豆まきも恵方巻きもありません。普通の日です。でも何か節分らしいことはないかとカメラを持って一日ウロウロしました。午前中はお客様があったのでご案内して志度石神社へ行きました。節分なのでお詣りしたわけではありません。お客様に大島の珍しいところをご案内する目的とアサギマダラの調査とを両方合わせると志度石神社になったのです。お客様は植物の方の専門家なのでこんな場所は喜ばれると思いお連れしました。私はついでにアサギマダラの調査ができて喜ばしいことなのです。ということで久々の志度石神社です。

午後は普通に仕事をして夕方上のみかん畑に行きました。もう日が暮れかけていましたが南の方を眺めると空気が澄んでしたのか愛媛県の山々や街の明かりがよく見えました。東の山からはまん丸のお月様が登って来て雲の間に顔をだし、海には練習船の銀河丸が灯りをつけて停泊していて穏やかな一日が暮れようとしていました。その時、ふもとの町の方から日蓮宗の寒行の太鼓の音が聞こえてきました。寒行も今日が最後の日なんだなと思うとどんな様子か気になって家に帰るのに遠回りをして町まで一旦下って家に向かいました。町の通りには寒行の行列を待っている人たちがそこここに立っていました。明日からは太鼓の音も聞こえなくなります。暦の上では春です。

 


志度石神社

ここの神社の石段は487段あります。ちょっときついですねー。そこで隣にある林道を車で登ります。4輪駆動でないとちょっと怖いかもしれません。

一応本殿まで行ってお詣りしてきました。


志度石神社の周りのアサギマダラの調査

このようにキジョランの葉に丸い食痕がたくさんあります。1月の初めに来た時にはこの株にはアサギマダラの2齢幼虫がいました。

比較的新しい食痕があるのに今日は幼虫が見つからないのです。

きれいな蛹の抜け殻です。昨年の秋に羽化したものと思われます。

こちらも新しいものですが、蛹の殻はヤドリバエにやられて死んだ蛹です。

どのキジョランにも幼虫がいません。どうしたことでしょう???

 

ずいぶん探しましたがついに1匹も見つかりませんでした。1月の初めに来た時にはかなりの数の幼虫を見たのに一月の間に何があったのでしょうか。

真ん中の高い木に絡みついている蔓はキジョランです。あのような高いところのキジョランの葉は調べるすべがありません。あのような高い所にもアサギマダラの幼虫はいるのでしょうか。気にはなります。

 


みかん畑から夕暮れの風景

練習船銀河丸が灯りをつけました。対岸の愛媛県の町灯りも見えます。

どんどん日が暮れてきます。街の方から太鼓の音が聞こえてきます。

こんな時間まで畑にいるなんて何しているのでしょう。イノシシさんが「こんばんは!」って。

 


妙法寺の寒行の列

片道2キロで往復4kmの寒行は寒さの厳しい寒の間雨が降っても毎日行われます。

 


今日のムラサキツバメ

 


周防大島 屋代地区の滝の観音へ行ってきました。

2015年02月02日 | 日記

今日の花

庭の紅梅が咲き始めました。

 


 昨日は大島の東の方で海岸近くへ行きましたが今日は大島の西の方の山の中へ行ってきました。滝の観音へ行ってきたのです。冬にこの滝へ行くとよくつららが下がっているのですが、今年は暖かいのかつららも氷もありませんでした。また驚いたのは以前来た時よりも周囲の山林がすごくきれいになっていたことです。手入れが行き届き林の中は明るくなっていました。

近々この滝の観音様のお祭りがあるそうです。家に案内状が来ていました。私がいただいた案内状ですがお誘い合してと書いてありますのでブログで紹介しても良いのではと思いここでご紹介します。お祭りの日には滝の観音様の前で大きな火がたかれます。そこでお詣りの人たちがお餅を焼いて食べるようですので是非お餅を持参してお参りするとよいと思います。私たちの地区では正月に嵩山の岩屋権現にお参りした時にお餅を持って行って焼いていただきます。山の中で焼いて食べる餅はまた格別美味しいと思います。今年は時間を作ってお詣りしてみようかなと思っていますが皆さんもいかがですか。

今日滝の観音へ行った目的はやはりアサギマダラの調査です。滝へ登る道筋や滝の周りには以前キジョランがたくさんありました。ところが先ほど書いたように山林が手入れされていてキジョランもほとんど刈り取られているのです。ようやく2株ほど残っているのを見つけ調査しましたがそこそこの数の幼虫がいたので安心して帰りました。

 


今日の音楽 (らんらんさんより)

もののけ姫~アシタカ聶記・アシタカとサン~

 

 

久石さんの曲はきれいですね。人は森にはすめないけれど時には森の中に浸ってみるのも悪くありません。私はここの所毎日ですが???きっと人間ではないのかもしれません。


観音様のお祭りのご案内をいただきました

 

 皆様もいかがですか。森林の中のフィトンチッドで心も洗われるようです。

 


滝間観音様への登り口

川沿いの道を歩くのはとても気持ち良いです。

こんな山奥でも昔は田畑を作っていたのですね。

道は少しの間川から離れます。どこまでも石垣が作られているのには驚きます。

ようやく滝が見えてきました。

目的地に到着しました。

滝の水は冷たくておいしいです。

お祭りのときここで火が焚かれます。

滝の横の岩場には以前はキジョランがたくさんあったのですがきれいに刈り取られていました。

見事な杉林です。

 山の中に石で階段が組んでありました。見ると登ってみたくなりますね。

なかなか丁寧な石組みです。石垣の途中に踏み段が作ってあります。

林の中を見上げているとキジョランが見つかりました。

ほとんどの幼虫は初齢と2齢でした。山の中はやはり寒いですからね。大きな幼虫は1匹も見つかりませんでした。

 

 


大積・小積へ行ってきました。

2015年02月01日 | 日記

今日の花

河津桜

最近、小積の河津桜が有名になり大島の新しい名所になりつつあります。小積の方が10数年前に畑に植えた河津桜が大きく育ってなかなか見事な花を見せるようになりました。大積・小積の両集落は南側が海に面していて北側を白木山が冬の季節風を防いでくれるおかげで周防大島でも最も暖かいところです。

今日寄ってみると河津桜が1輪2輪と咲き始めていました。見頃はやはり20日頃ではないでしょうか。薄寒桜より少し遅れて咲きます。

 


 昨日までの悪天候もようやく好転し青空が広がり気持ちの良い一日でした。大島の中でも大積・小積のあたりは今までに一度も蝶の調査をしたことが無いので、今年こそはしっかり歩いてみようと思っています。今の時期に行っても何もいませんが道だけでも覚えておこうと思って下見に行ってきました。初めての所は道がどこへどうつながっているのか分からなくて下手に入り込むと行き止まりだったりしてひどい目に合うことがよくあります。それでも初めての場所へ行くのはとてもわくわくします。

 


大積からの風景

マップで見ると私はここに立っているのです。

 

小積の海岸より

中央の島は愛媛県の由利島です。島の向こうに白い影が見えますが多分雪をかぶった石鎚の山々だと思います。

 


海鳥たち

ウミウ

天気は良いし岩の上で羽を乾かしています。

 

ずっと沖の方に何か鳥が群れています。

このレンズでは少し足りませんが、ウミアイサではないでしょうか。

 

今日東和地区へ来たのはもう一つ目的がありました。地家室でのアサギマダラの調査です。その方は別に報告します。