曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

台風19号から遠い瀬戸内海でも

2019年10月12日 | 日記

今日は子ヤギ

ミニ山羊  外入のKさんの所で9月に山羊の子供がまれたと聞いていましたので、先日見に行きました。昔は山羊って珍しくはなかったと思います。でも今の世の中では子ヤギとか山羊さんのお話は童話・童謡の中しかいなくなったようですね。先日徳山でまど みちおさんの作品展を見ましたが山羊さん郵便の詩が今の子供たちにピンと来ますかね。スマホをいじればすぐ返事の時代ですから。

 


 台風19号の中心から遠く離れた私の所でも朝から強い風が吹いていました。今日は帆船日本丸を含む10隻の船が安下庄湾に避難停泊をしていました。それでも、沖の船舶航路には風をついて走る貨物船もありました。普段よりは少ない気がします。

雨が降るかと期待していたのですが、こちらでは全く降らず朝からみかん園の草刈りに出かけました。みかん園からの眺めは普段と違いました。いつもの安下庄湾には地元の小さな漁船が見られるくらいのとても何もないのどかな風景です。今日は貨物船など10隻も湾内に浮かんでいるとやはり私にとっては見慣れぬ風景です。それで仕事の合間に海の写真ばかり撮っていました。

 


台風避難の船舶

午前中の海

 

 

 

 

午後の海

 

 

日暮れ時

時間を追って風向きが変わって行くのがよく分ります。朝は10隻いたのに夕方には9隻になっていました、いつどの船が消えたのでしょうか? 分かりますか。

 

野分立つ入江に集う船あまた  やはり秋ですねー、みかんも少し色づいて来ましたし。


今日のアサギマダラと 船の台風対策

2019年10月11日 | 日記

 台風19号はまたもや関東地方に上陸しそうな気配ですが、大きな被害の出ないことをお祈りいたします。

台風の接近による影響でしょうか、こちらでも日中は暑かったです。今の所毎日お昼頃外入のフジバカマ園にアサギマダラの移動調査に出かけています。例年なら10日過ぎにはフジバカマ園では数百のアサギマダラが見られるようになっているはずなのですが、今日も数が少なくて50頭くらいしかいませんでした。昨日くらいからアサギマダラ見物のお客さんがぼちぼち訪れるようになりましたが、今日はアサギマダラは大して増えませんでしたが見物客はかなり増えてきました。マーキングをされる人もいるようで今日日付のアサギマダラが何頭か飛んでいました。今度の大型で非常に強い台風がアサギマダラ達にどのような影響を与えるのか心配ですが、台風の後には間違った方向へ飛んでいるのが見つかることがあります。

午後にみかん畑から安下庄湾を望むと帆船の日本丸が停泊していました。早めの避難だと思います。見れば貨物船も台風避難で何隻か停泊していました。珍しいことです。秋は夕焼けの美しい季節でもありますが、みかん畑で仕事をしていてずっと気付かなかったのですが、ふと空を見上げると西の空が真っ赤でした。海の方まで赤く染まっていました。

 


今日のフジバカマ園

 

 

 

 

 


 

夕方の安下庄湾 

帆船日本丸は良くここにやって来ますが、今回は台風からの避難ではないでしょうか。貨物船も早々と怒りを下ろしています。

 

気が付くと夕焼け

 

 

 


久し振りで冬の星座 オリオン座

2019年10月10日 | 日記

今日の蝶

マーキング蝶  今年初めて見つけたマーキング蝶です。この蝶に書かれた標識は過去にも何度か捕まえたことのある見覚えのある標識で書いた人は群馬県の平井さんと言う方です。♡マークが特徴です。このアサギマダラにマーキングした場所は長野県高山村小串と言う所です。OGUとかかれた記号でわかります。9.1と書かれていますので9月1日に書かれたもので今日が10月10日ですので40日後に山口県の周防大島外入にやって来たことになります。長野県から山口県までやって来るのに数字の上からは40日もかかったことになりますが、実際はあちこちと寄り道をしながら旅をしますので長野県から真っ直ぐにこちらまで飛んできたわけではありません。ここ周防大島が気に入ると同じ場所に1週間くらい滞在することもあります。

7日に初めてのアサギマダラの群れがやって来たと報告しました。昨日まではやって来たのはすべて雄ばかりでしたが、今日初めて雌がやって来て群れの中に10頭見つけました。交尾済みのメスが6頭と未交尾のメスが4頭でした。例年メスが少し遅れてやって来ます。

 


 大島でも8月の末ごろから9月中にかけての頃が一年のうちでも季節的にも最も空気が澄んでいて遠くの景色がくっきりときれいに見えることを先日書きました。昔から中秋の名月とと言って旧暦の8月の満月を最も美しいと言って愛でていますが、昔からこの頃が一年中で一番空気がすんでいる時期だったのでしょうね。写真を撮ることを始めてそのことに気が付きました。月を眺めるのもいいですが、星空を眺めるのもなかなかいいものです。月を眺めて人を恋うるのはそれは素敵なことでしょうが、星空を眺めて時には宇宙の真理に触れたり瞑想にふけるのもいいんじゃないですか。近くに住む幼馴染に「山の上に星を見に行かないか。」と少し前から声をかけていましたが、いざ星見に行かんとしても雲があったり月があったりでなかなか良い星見の日は無いものです。今夜も月が出ていて星を見る日ではないのですが一度夜に山頂まで下見に行って様子を見てこようということになり、今夜(といっても夕方6時すぎに出かけました)嵩山の山頂まで車で登ってきました。

実は、星の夜を待ちきれなかった理由は昨夜夜中の2時ごろ外へ出てみるとしばらく見なかったオリオン座が登っていてとてもきれいだったからなのです。

 


昨夜夜中に見たオリオン座

誰でもよく分るオリオン座

オリオンの短剣の所にある星雲です。標準レンズで何気なく撮ったものですが写真には写るものですね。

 

星団 昴

 

北の空

 


今夜の嵩山山頂からの風景

手前が大島の久賀の町灯りで、海の向こうは岩国市の街灯りです。まだ7時前なので十分に暮れていませんでした。

 

南東の方角です。平郡島の向こうに遠く見える灯りは別府市かも

 

振り向けば月が煌々と

 

また北側の広島・岩国方面です

 

月夜ながら星も少しは見えてきました。

真上の空です。

 

素晴らしい星空を見ることはできませんでしたが星空を撮る練習にはなりました。

そして山の上がかなり寒いと言うこともよく分りました。平地より5℃くらい気温が低くてなおかつ風が相当強く吹いていました。上着を着てきたにもかかわらず体感温度はとても低く感じられ、次に来る時には真冬の格好で来なければと言うことがよく分りました。

今度来る時には空気のよく澄んだ真っ暗な夜に来てみたいですね。

 


今日のアサギマダラ

2019年10月08日 | 日記

今日の花

コキア   和名ではホウキグサとも呼ばれます。今はまだグリーンですがもうすぐ紅葉して来て赤くなります。緑の中にもう赤いものが見えていますが実でしょうか。

 


 今日のアサギマダラは昨日より少し増えました。今日もまだマーキングはしていません。アサギマダラの卵が少し欲しいのでメスはいないかと探しましたが1頭もいませんでした。フジバカマに吸蜜に来るのは元来オスばかりであってメスはめったにいないものです。仕方がありませんね。

大島にアサギマダラを見に来られる方の中には海を背景にアサギマダラの舞うのを写真に撮りたい方が結構います。昨年までフジバカマ園があった夕日の丘と言う所は海に面していて瀬戸内の島や海が広く眺めることのできる場所なので、そこにアサギマダラが集まって乱舞すると海や島を背景にしたアサギマダラの写真が撮れて素晴らしい所でした。ところが今年は地元の方々の努力の甲斐もなく夏の高温と病気の蔓延でフジバカマが全滅してしまいアサギマダラを呼び寄せることが出来なくなりました。その代りに光市のYさんご夫婦の作られた新しいフジバカマ園があるのでアサギマダラは十分に集まってくれると思います。しかし、夕日の丘と違って海が見えにくい位置にあります。そのために先日の台風17号の潮風による被害からは免れました。海に面していなくて助かったのです。この新しいフジバカマ園にも少しだけ海と島が見える場所があります。今日は海の見えるその場所で写真を撮ってみました。アサギマダラがまだ少ないので乱舞するところは撮れませんでしたが、海の景色を撮り込むことはできました。写真家の方には少し物足りないかもしれませんが海とアサギマダラを一緒に撮ることはできそうです。垣根として作られたコキアが良く出来過ぎて背が高くなり海を少し隠すようになっていますが、何とかなると思います。

 


今年できた新しいフジバカマ園

 

 

フジバカマ園内の海の見える場所

 

今日は晴れていませんでしたが空気が澄んでいて四国はよく見えました。佐田岬の尾根に立つ風車が肉眼でもよく見えました。

夕方には夕焼けがきれいでした。

 

アサギマダラを求めて移動しているとこんな蝶も見つかりました。

クロマダラソテツシジミ

アサギマダラは南を目指していますが、このクロマダラソテツシジミはまだ北へ向かっています。

 

アサギマダラを見て回る時に気が付いたのですが、今年はアサギマダラの食草のキジョランに沢山の実が付いています。いつも種を探すのに苦労していましたが今年は何処のキジョランにも種が付いているようです。気象条件が良かったのでしょうか。

矢印の所がキジョランの実です。12月になると実が割れて、綿毛の付いた種が風で飛ばされてゆきます。

 


今日、初めてアサギマダラの群れが大島にもやって来ました。

2019年10月07日 | 日記

 例年より3日遅れでアサギマダラの群れ第一陣が大島にもやって来ました。

9月になってもまだ夏の様な暑い日が続きましたが、10月に入りようやく朝晩は冷え込むようになり日中も汗ばむことはなくなりました。それでも昨日までアサギマダラの群れはなかなか姿を見せず、フジバカマ園には1頭・2頭と数えられるほどの数しか見られませんでした。ところが、今日は様子が変わっていました。乱舞するとまでは行きませんでしたが20~30頭のアサギマダラがフジバカマの花に吸蜜しては離れまた別の花へと気持ちよさそうに飛んでいました。普段ならすぐに捕獲してマーキングを始めるところですが、気持ちよさそうに吸蜜している所を見ると、今日は初日だしそっとしておこうと写真を撮るだけにしておきました。これから日に日に数が増えてゆくことでしょう。私も明日からマーキング調査に忙しくなります。

以前から外入の方たちが丹精込めて作り上げた何か所かのフジバカマ園がことしは夏の間に白絹病でほぼ全滅してしまいとても残念なことになっていました。それに対して同じ外入の新しい場所に光市のYさんご夫婦が新しくフジバカマ園を作られました。春の時期から荒れ地を整備して畑を作り、6月には我が家の白絹病にかかりにくいフジバカマから採穂して挿し木苗をたくさん作り、それを定植して夏間の草取りや灌水を丁寧に行ったおかげで、今すごく立派なフジバカマ園が出来上がりました。この立派なフジバカマ園にどれほど沢山のアサギマダラがやって来るかとても楽しみです。このフジバカマ園は道路沿いにあるのできっと多くの人を楽しませてくれることと思います。

Yさんご夫婦には何とお礼を言えばよいか分からぬほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

 


新しい外入のフジバカマ園

フジバカマは背丈もよく揃い、園内には草一本ないほどよく手入れされた素晴らしいフジバカマ園です。花を傷めないよう気を付けましょう。

 

今日初めて群れでやって来たアサギマダラたち

 

 

右側の白っぽいフジバカマは原種フジバカマで開花時期は少し早く9月の半ばから咲き始めます。左側のピンクの花のフジバカマは園芸種として作られたものでサワヒヨドリバナと原種フジバカマの交配種です。背丈は原種よりやや低く、花の開花時期は原種より遅くて10月になってから咲き始めます。どちらも蕾から開花の頃が匂いも最も強く、蝶たちを呼び寄せる力もその頃が一番強いようです。満開を過ぎた原種よりこれからの時期には園芸種のサワフジバカマのほうをアサギマダラはより好むようです。

 

 

これから1週間後がアサギマダラのピークになると思われますが、今月いっぱいはアサギマダラの乱舞する姿が見られると思います。天気の良い日の午前中9時から12時の間が一番の見頃です。みなさまもぜひ見においで下さい。

 

 


目の治療に徳山へ行ってきました

2019年10月03日 | 日記

今日の検査

目の黄斑部分の断層写真です。  便利な機械ですね。この写真は眼球の内部の網膜の断層写真ですが、外部からは行った光が水晶体のレンズを通して網膜上に画像を結びますがその中心となるところが黄斑です。その黄斑部分を詳細に見ることのできる写真です。今わたしの患っている「加齢性黄斑変性」と言う目の病気はこの黄斑部分で網膜細胞と眼球の基底細胞の間に出血などで隙間が出来てしまう病気です。出血による隙間が大きい時にはその部分の画像が暗くなって見えなくなります。何故出血がおこるかと言うと網膜の細胞に血液を送る正常な血管のほかに新生血管という新しい・脆い血管が出来てそれが壊れて基底部と網膜細胞の間に出血をしたり、水がたまったりして隙間ができる状態になります。昔はそうなった状態を治療する方法がなかったので、お気の毒ですが失明するかもしれませんと言われたそうです。欧米では黄斑変性の発病率が高くそれは失明原因のトップだと言われていました。最近日本でも発病率が高くなって来ているそうで、私も2年前に突然発病しました。いろんな治療を試みていますが完治することはできていません。最近の3か月には、毎月眼球内に注射をする治療を行ってきました。その効果があったのか網膜と基底部の間に水のたまることはなくなりました。しかし、黄斑の中心に基底部から突起の様なものが出来ていて網膜を押し上げています。そのせいでそこにうつった画像は歪んでしまいます。黄斑部分は本来ならば少しへこんでいる所ですが、そこが膨らんでいるため正常な画像が脳に送られません。ところが脳はなかなかの優れもので右目から送られた正常に画像と左目から送られた歪んだ画像とを見比べて正常な方を選択してくれます。そんな訳で日常的には景色などは正常に見えています。右目を隠して左目だけで物を見ると小さな文字などは潰れてしまい読むことが出来ません。今後この左目の中心の突起物が無くなれば正常にものを見ることが出来るはずなのですが、この突起に対しては先生も打つ手がなさそうです。この加齢性黄斑変性という病気は失明につながることもあるそうなのでそうならないよう治療を続けて行かねばなりません。皆様も目の異常に気付いたら早めに手を打った方がいいと思います。

 


 毎月一回の眼科病院通いももう丸2年になりました。街の季節的な様子もすっかり覚えてしまいました。今日は診療予約の時間に1時間以上早くついてしまったので周南美術館へ行ってみました。特別な展示は何もなかったので館内は人影も少なく時間つぶしにはちょうどよかったです。美術館と眼科病院は近いので珍しくバスに乗って行きました。

私の好きなイチョウの街路樹は夏姿から秋に変わろうとしていました。そしてたくさんの種を付けていましたが少しづつ落ち始めた樹もありました。来月に行く時には木は黄金色に輝いているはずです。そして銀杏は道路一面に散らばっていることでしょう。

 


徳山での一日

駅前です。

 

バスは文化会館につきました。

 

文化会館から道を隔てた向こう側が美術館です。

 

何処で時間をつぶそうかとハイビジョンギャラリー室へ行ってみました。

テレビが故障していました。

 

仕方なく二階の展示室へ

 

まど みちお さんの絵を見ました。

 

林 忠彦 さんの写真も面白かったです。

 

美術館を出て

 

病院の帰り道

これだけ頑張っても子孫は残るでしょうか

 

暮れ行けばイチョウ並木を駅へ急ぐ

 


椿の種を播いてみませんか。

2019年10月02日 | 日記

今日の花

椿  初嵐ではないかと思います。9月の末にもう咲いていました。

 


 私は数年前すら、椿の木を1,000本以上植えて椿山を作ろうとしています。最初は椿好きの友人から小さな椿の苗木をいただいて、みかん畑の中に植えていました。その苗木がいろんな花をつけ始めて次第に椿に興味を持つようになりました。最初は周りで見られるきれいな椿の枝をいただいて来て挿し木をして増やしていました。挿し木の場合はすぐに花をつけることが出来るので花を楽しみながら木を増やすことが出来ました。挿し木をするにはそれなりに準備とアフターケアが必要です。もっと簡単に椿を増やすにはと考えると、種を播くのが簡単で早いと気が付きました。1月になって友達の所から沢山の椿の種を送っていただきました。それを3月になって鉢に播いたのですが一向に芽が出ません。どうしてだろうと良く調べてみると椿の種は9月から10月にかけて丸い実が割れて出てくるのですが一度乾燥させると発芽しなくなることを知りました。1月に拾って送ってもらい、3月になって播種したのでは途中で種が乾燥してしまい発芽率が悪くなることが分かりました。10月に種を取って春まで置いておくのならその間乾燥しないように保存しなければなりません。それが面倒なら椿の種が熟したら取ってすぐに鉢に播いておくほうが良いようです。乾燥させないようにしておけば春になって自然に芽が出ます。

椿の種を播くならば今頃が良いのでしょう。播いて芽の出た椿の木はみんな新しい品種ですから、挿し木で作った椿と違ってまったく新しい椿が生まれてきます。名品をクローンで増やすのとまた違った楽しみがあります。皆さんも椿の実から油を搾るのではなく鉢に播いてみませんか。

 


椿の種播き

 

こんな風に実が割れて中の種がこぼれます。

 

種を集めたら鉢を用意して播いてみましょう。

 

 

落ちた種は場所が悪いとすぐに乾燥して死んでしまいます。

昨年と一昨年に播いた椿はこんなに芽が出ました。

一昨年の鉢

上手に育てると3年か4年目には花が見られます。

 

 

種と言えばこれも美味しい種です。

桃栗3年柿八年と言いますが、この栗の実は2年でなりました。初ものです。