柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート「庄司紗矢香&ヴィキングル・オラフソン」

2020年12月17日 | コンサート・観劇など
『MIKIMOTO 第63回日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート「庄司紗矢香&ヴィキングル・オラフソン」』のため、大阪のいずみホールへ。



●演奏曲目
 J.S バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
 バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75
 プロコフィエフ : 5 つのメロディ op.35bis
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.100

●アンコール曲
  バルトーク: ルーマニア民族舞曲
  パラディス: シチリアーノ
演奏は19時~21時16分(休憩20分含む)と、たっぷりだった。

最初にバッハの演奏が流れ始めると、そのあまりの演奏と音の美しさに、もう泣けそうになった。響きも素晴らしく良かった。しょっぱなから「来てよかったーーっ」と思いながら聴いた。
それにこのホール、こんな響きだったんだ。前にも何回か来た事はあるけど、今日は本当に終始感動。
席は前から4列目とは言え、左の端から3番目だったけど、最高だった。

1曲めのバッハは本当に、もうなんと崇高なんだろうと、庄司さんとオラフソンさんの音が心に沁みていったのだけど、2曲目のバルトークは、私には理解できない系の曲だった。
他の方のブログではものすごく絶賛されてるので、さぞ素晴らしかったのだろうと思う。が、ちょっと理解不能。
しかーーーし、曲に対してはそう思ったけど、実際私も演奏は素晴らしいと思った。技術的な事は分からない。けど、理解不能であるにもかかわらず「なんという美しい音だろう」と、終始飽きずに、むしろ感動しながら聴けたのだから。

ほんとうにね、お二人の音は美しかったです。
ちょっともう覚えてないんだけど、バルトークだったかなぁ、オラフソンさんの音がメチャメチャ不思議な感じの音だったんですよ。
辻井さんのショパンピアノ協奏曲でもそんな音を聴く事があるけど、なんというか、水琴窟の音みたいな。鍾乳洞で上から水滴が落ちて、その音が「ピチャーン」って洞窟に響き渡っているような、そんな音だったんですよ~。
終始そんな音で演奏されてたかな。途中からだったかな。わりとずっとそうだった。で、私はずっと目を閉じて聴いてたんだけど、その音があまりにピアノっぽくなく感じて「本当にピアノだよなぁ?」と、途中目を開けて確かめたわ(^^;) まぁ、色々聴き慣れてる人は「ピアノはそんな音もあるよ」と、あまり不思議じゃないのかもだけど。

庄司さんの音は個人的に好みだったし、どんな超絶技巧な部分もゆったりと心落ち着けて聴ける感じで良かったわー。

一番最後のブラームスは、二人の音は森の中で聴いてるみたいな心地よさがあった。森といっても鬱蒼と繁る森じゃなくて、フィンランドの自然を連想しましたよ(フィンランドに行った事はないけど(^^;))。あるいはテレビアニメ「ピアノの森」のあのピアノが置かれてた所みたいな雰囲気というか。

全体的にピアノとヴァイオリンが対等な感じで、時々二つの音が溶け合うように入り混じって盛り上がるとこなんか、ほんとゾクゾクして最高だった。
あと、いい感じで洞窟の中みたいな響きがあって、このうえなく美しかった。

庄司さんはずっと椅子に座っての演奏で、立ってお辞儀の時も体が真っすぐ保ててないように見えたんだけど、どこか怪我でもされてるのだろうか。だとしたら早く治りますように。

お二人には心からありがとうと言いたいです。
本当に最高でした
コメント
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