柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

大蔵流五家狂言会

2021年07月04日 | コンサート・観劇など
今日は『大蔵流五家狂言会』のため京都市の金剛能楽堂へ。
京都駅から地下鉄を利用すると超便利だった。









なんと役者の方がお出迎え
中にはチラシを手に、この役者と一緒に写真を撮ってもらってる方もいて(お客さんが途切れた時にね)、始まる前からすごく楽しまれてた いーなー、私も一緒に撮ってもらいたい。でも言う勇気がなかった(^^;)



庭で鯉が泳いでたり、雰囲気がいい。



お茶のサービスも。これはありがたい。


私は今年あたりから狂言にはまりつつあって、図書館で本やDVDを借りまくった。
その中で「へー」だったのが、狂言をする人の職業は「狂言師」じゃないって事。正式名称は大蔵流の場合だと、「能楽師大蔵流狂言方」となる。野村萬斎さんだと和泉流だから、能楽師和泉流狂言方って事だね(ただ記事では便宜上、狂言師と書かせていただきます)
なぜこのような肩書かというと、もともと狂言は能の一部だったから。能をやる中で、途中に狂言があるというのが当初からの形。それを茂山千五郎家のご先祖様が、狂言だけを独立させて公演するようになって、現在はそういうやり方も普通になってるんですけどね。

狂言にも華道みたいに流派があるんだけど、今回の公演はチラシにもあるように、大蔵流の方々が集まっての公演。
普段は主に関東方面で活躍されてる方々もお目見えする。これはめったにない機会。
この公演は1年に1回、関東と関西で順番に開催されている。なので来年は東京?となるのかな。

私は茂山千五郎家の狂言が大好きなので、今回他家の方の演技はどうなんだろうと興味深々、と同時に面白くなかったら、、、とちょっぴり心配も。でも、それは杞憂に終わったわ。
どれもすっっっごく面白かった&役者の皆さんカッコよかったーーーーっ

狂言ってホント凄くて、時々飛び跳ねたりするんだけど、着地が全く“ドスン”って感じにならないんだよね。バレリーナがジャンプして着地する時みたいに、猫のそれみたいに、軽くてしなやかに体重を感じさせない着地 
あの装束を着て、時には着ぐるみみたいなのを着て、たまには面を付けて視界の悪い中をですよ。マジ凄い。

そして声がね、もー最高なの。

皆さんビシーーッとよく通る声でね、もーーう、聞いててシビレるわ めちゃくちゃかっこいいっ 歌もかっこいいっっ もう最高っっ
1人で歌うのもかっこいいけど、何人かで歌うのがまた、きゃ~~~っ、惚れるわ

最期の「菓争(このみあらそい)」は、登場“人物”ならぬ“果実の精”などが多いので、今回みたいに大勢の狂言師が集まらないと出来ない。なのでなかなか観る機会がないので、このたびはホントに貴重な機会だった。
これも大変面白かった

もうね、とにかくめちゃくちゃ堪能いたしましたよ

客席はグループごとに1席空けるSD仕様。なのでゆったりだし安心。
席も一番前が取れて、かぶりつきで観させていただけて、最高以外の何物でもない。舞台全体を観るなら、別に後ろの席でもいいんだろうけど、年齢とともに見えにくくなってきてる身としては、やっぱり前の方がありがたい。

それから、今まで何度か狂言は観た事あるけど、今回のように能楽堂で観たのは初めて。岡山も後楽園に能舞台はあるけど半屋外で、こことは雰囲気が違うし。
どこで観ても面白いけど、ちゃんとした能舞台で観ると何というか、ミシュランの1つ星や2つ星から3つ星に昇格した感じ。
最高に楽しめた。



来られてるお客さんも、要所要所でクスッと楽しまれたり、休憩中も作り話の演目に対して、まじになって熱く語ってたりと、客席の雰囲気が良かったのも楽しさ倍増の要素だった。
役者の方は狂言だけじゃなくて、アナウンスでも楽しませてくれたし。

これはやみつきになるなぁ。
さっそく今月17日に大阪の別の能楽堂で観る予定なので、今からめちゃくちゃ楽しみにしてる
今度は柱がじゃまにならないかなぁという席なので、そこからの観え方にも注目なのだ。

電車の遅れや大雨などありませんように。

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