九團次の会

『九團次の会』のため岡山市立市民文化ホールへ。



歌舞伎って初めて観る。
初めてが、新しい試みの公演なので、普通がどんななのか分からない。

今回はメイクをせずカツラも被らず、「素顔で」という試みなんだって。

舞っている意味が分からないので、「九團次さん男前だな～」と思うばかり
でも、歌や九團次さんの仕草で分かる部分もありました
これは船に乗ってるんだな、とか、すんごくしなやかで女性らしくなったので、
これは静御前なんだな、とか。

そして、九團次さんも男前だったが、私は後ろで鼓を打っていた一番若い男性に目がいった。
若いからか、勢いのあるオーラでもまとっていたのでしょうか？

座っている姿が美しかったのはもちろん、所作がまた美しくて。
彼、役者になればいいのに、と勝手に思ったり。

三味線の方々が座っている台を緋毛氈で覆っていたのですが、それが結構皺がいってるのが気になったり。
「あれ、天皇様が観に来るとかだったら、きっちりアイロンかけるんかな」、とか、
「男所帯だもんなー」、とか、ついついいらん事考えてしまいました

25分の休憩のあとは九團次さんの講談。
これがまた良かった。

始めに１回目と２回目の内容をお話しして下さいました。
最初に知ってれば、と思った方も大勢いたと思いますが、
九團次さんも、「これ、初めに言ってれば良かったですね」って笑いを誘う。

伝統を守りつつ革新を試みる。

いいですね

楽しかったです