柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

日々邁進する辻井さん

2019年11月28日 | コンサート・観劇など
今、普通に日本はもとより海外公演でも忙しく飛び回る辻井さん。

今年5/10にはカーネギーホールでのマレイ・ペライアさんのリサイタルがキャンセルになり、急遽代役に抜擢されサティ:3つのジムノペディ、ドビュッシー:映像 第一集、ラヴェル:ソナチネ、ショパン:スケルツォを演奏している。
で、今度は12/15にアムステルダム・コンセルトヘボウ・メインホールでオール・ショパン・プログラム バラード全4曲 スケルツォ全4曲を演奏するらしいのですが、それもネルソン・フレイレさんが演奏する予定だったけどキャンセルになって急遽代役を指名されたんだって。
マスター・ピアニスト・シリーズってのらしいです。

辻井さん、ほんとに忙しい人だなぁと思うけど、子供の時の夢が叶って、というか叶え中なのかだけど、とにかく夢方向に向かって進んで行って良かったなーと思う

私は辻井さんのコンサートに行き始めたのはたった2年前から。
その前に、初めて存在を知ったのは「ソロモン流」というテレビ番組。この番組は今はないけど「情熱大陸」っぽい番組だった。実は辻井さんがコンクールに優勝したというのもこの番組で知ったのだが、私にはコンクールの事よりも番組中で聴いた自作曲が強く印象に残りました。

で、「いつかコンサートに行ってみたいな」と思いつつ、初めてリサイタルに行ったのが2年前なんですよね。
それで岡山でのリサイタルに行ってファンになって、ネットの動画やなんかで「これでもか」というほど辻井さんの事を観ました。
そしたら、辻井さんは子供の頃に「世界中を飛び回るピアニストになりたい」って言ってたんですよね。
それが記憶に残ってて、今の辻井さんの姿を見て「良かったなー」っていつも思います。

辻井さんに関して、めちゃめちゃ感動してウルッときた話が2つあって(どちらも本や記事を読んだ記憶で書いているので、実際とは若干の違いはあると思いますが)、1つは辻井さんのお爺様(産婦人科医)の言葉。
辻井さんが生まれた時、お爺様はこう言ったそうです。
「このような障害を持った子は一定の割合で必ずどこかに生まれてくる。うちに生まれてきたのなら大切に育てよう」と。
あと、(エイベックスと契約する前)辻井さんの進路を決めるため関係者が集まっての話の中での、お父様の言葉。
「お寿司が好きなので、自分で稼いだお金でお腹いっぱいお寿司が食べられればいいと思う」って、ちょっと涙して言われたとか(ウルッ)。

それにもちろん、お母様の献身ですよね。
お母様もテレビじゃ明るくされてますけど、本を読んだ中じゃ、当時の気持ちは相当大変だったと分かりますし。。。。彼女が自殺するかもしれないって心配して、お父様(産婦人科医)はなるべく早く家に帰ってきていたとか書かれてました、、、

そりゃ、ここまで出来たのは家がお金持ちだったから云々言う人がいるのも知ってるし、確かに音楽やるのはお金かかるよねーーー
でも、お金持ちでもグレる人もいるしね。なので、それは置いといて。
私は辻井さんって、自分が受けたこの愛情を人にも返せる人だと思うんですよね。
たくさんの人を幸せな気分にしてくれる。
演奏もだけど、そこがまたすごく好きです

なので、映像や彼に関する本を読んだりした中で、今の彼の忙しく世界中を飛び回る姿にとっても「良かったなー」と思い、ファンとして応援している。
今後も体には十分に気を付けて、小さい頃の夢の通り、世界中で活躍して欲しいです

辻井さんに関しては、よく「奇跡のピアニスト」と書かれます。
何に対しての「奇跡」なのか私には分かりませんが、恐らくはじめの頃は、盲目なのにここまでになってって事を書いてたのかなと思います。
でも私はそうじゃなくて、自分が受けた愛情を何倍にもして周りに返す事が出来る、それで多くの人を幸せに出来るっていう事が、そう言うのがぴったりくるかどうかだけど「奇跡」だなぁと思っています。

私なんか、うちはそんなお金持ちでも何でもないのに、子供の頃に習い事(箏)をさせてもらったけど、全然練習とかしなかった。
勉強の事でも、訪問販売が来て高い教材を母に「いる?」って訊かれて「いる」と答えたくせに、全然使わなかった。確か今から42年くらい前に6万円もしたと思う。あれは今でも申し訳ないと思っている。
親孝行も出来ている辻井さん、尊敬するわ。

来年の1/1にはBS朝日21:00ー22:54に「奇跡のピアニスト辻井伸行~至高の旋律 新時代の調べ~」が放送されるので、必ず観ますよ~

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