柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

佐渡裕&反田恭平withジャパン・ナショナル・オーケストラ特別編成

2021年03月11日 | コンサート・観劇など
『佐渡裕&反田恭平withジャパン・ナショナル・オーケストラ特別編成』のため岡山シンフォニーホールへ。





このコンサートのあった3/11、本当なら兵庫県立芸術文化センターでシプリアン・カツァリスのリサイタルの予定だった。このリサイタルは2度の延期後、最終的に中止となったのだが、私は2月の段階で微かながら「もしかしたら?」と思いそのチケットを持っていた。なので当然その時は、せっかく岡山である佐渡さん・反田さんのコンサートは行けないはずだった。

あー、このコンサート行きたいなぁ、と思いつつチケットを買わず、良い席が売れるのを指をくわえてただ見てるだけだった。
でも、「カツァリスはやっぱ無理だよなぁ、払い戻ししてくれんかな?」と、中止発表よりも少し前の時ホールに尋ねるとOKだったので、そうしてもらう事にした。2度延期になってるからOKだったんでしょうかね。
そしてその後、無事こちらの佐渡さん・反田さんのチケットを買った次第。

私が岡山でのチケットを買った時には既に良席は売れたあとだった。しかし今回は真ん中より後ろで聴こうと思ってたし、そういう席はまだ残ってたのね~。ラッキー音譜14列目、真ん中ブロックの下手寄りをゲット。きっと値段の高さもあって残ってたんだろうね。甥っ子と二人で「高いよなぁ。佐渡・反田価格なんだろうか」と嘆いたわ(TT)
ちなみに何故か岡山公演は兵庫・大阪よりどのランクも500円ずつ高い。何故なんだろう?仕切っている音協が?、、、

それはさておき、このコンサートはブロ友さんにも好評だったので楽しみにしてた。と言っても普通に楽しみにしてた。

が、、、、

こ・れ・は、「前の日からワクワクで寝れないくらい楽しみにしてた」、というレベルだったわー

素晴らしかったです!

ほんとうに素晴らしかったですっっっ!!!

このコンサートは、間違いなくこのホールの伝説を作ったと思う!

私は始まる前に席で本を読んでいた。すると突然皆が一斉に拍手をし始め、「ありゃ、始まった」と顔を上げると、佐渡さんが出て来られた。そして今回のメンバーになった理由などを説明された。
本来なら反田さんウィーンデビューの時の佐渡・反田・トーンキュンストラー管弦楽団で日本ツアーをやる予定だったけど、コロナ禍で楽団の来日は無理。で、佐渡さん・反田さんのスケジュールは押さえてたから空いてるし「どうする?」となり。反田さんが自分とこの楽団「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」に声かけます、それからもう少し他の人にも声掛けます、となっての今回のメンバーとなった事など。

そのメンバーでの演奏、最初のハイドンで「うわぁ」だった。
なんという良く響く、そして美しい音なんだろう。
深みがあって清らかな音色。
この前N響聴いた時「凄い鳴り方だなー」と驚いたけど、同じくらいかそれ以上に感じる~。
ハイドンってもしかして初めて聴くかも。いい曲だなぁ。。。。演奏も素晴らしくて聴き入ったわ。

思わぬ感動でハイドンが終わり、ピアノがセットされ、反田さん登場。
初めのハイドンでもう感動だったけど、次のピアノ協奏曲はどんなかな、好きな曲なのでワクワク、だけどいたって平常心で聴き始めた。

が、、、、、、

が、、、、、、、、、、、

んぎゃーーーーーーー、す、凄い~~~~

そ、反田さん、いいな!!
いや、以前も何度か聴いて良かったけど、うん、やっぱいいわ。

そしてオケが~~~~、いい~~~~っ!!

何ですかこれは?

オケとピアノの掛け合いもめちゃ楽しい~~
反田さんが「どう?」とするとオケも「こうよ」、反田さんが「これならどうだっ」とするとオケも「おー、そう来るかっ!」みたいな感じで。実際演奏してる人がどう思ってたかは分からないけど、私は勝手にそのように感じて感動&楽しんじゃいましたよっ

「パガニーニの主題による・・・」は美しくて大好き。中でも有名な第18変奏はうっとりするよねぇ反田さんの演奏は、今まで聴いた事のあるパターンと違ってたけど、それも又良かった。どう違ってたのかは上手く表現しづらいけど、女性に例えるなら、いつも聴いてるのはエレガント系で反田さんのは、おしとやかな控えめかわいい系とでも申しましょうか(^^;)

そんな事を思いつつ演奏を聴いててふと思った。「あ、ロシア」って。オケの深い音色や反田さんの力強い音がそう感じさせたと思う。パガニーニはロシアじゃないけどラフマニノフはロシアだから、そんな風に感じるのは曲に深く入り込めた感があっていいね。
うっとりなメロディからのオケのボリュームが上がって盛り上がる所なんか、思わず涙してしまった。めちゃ感動したわー。
ここら辺から、見ないのはちょっともったいないけど目を閉じて聴いた。
全体的にだったけどヴァイオリンがすっごい揃ってて、時々一人で弾いてるみたいに聴こえる時があって、思わず目を開けて確かめたりしたけど。

そうそう、このパガニーニーの第18変奏の時、「きたきたーっ」とワクワクしてたら、あちこちで咳する人がいてね。むーーっ、何で今っそこは死ぬ気で我慢しなさいよっ!だったのが、チト残念だったわ。まだまだ乾燥の季節だし、事前にのどあめ舐めとくなり、あらかじめ対策しといて欲しかったわ

と、残念な部分もあったけど、大勢に影響はなく大感動で終わった前半。そこから20分休憩後のラフマニノフ、ピアノ協奏曲第3番。
これは以前、同じく佐渡さん・反田さん、そして日本センチュリーで聴いた事があって、その時もめちゃくちゃ素晴らしかった。このホールの歴史に残る名演だと思った。
なので本当はプロコフィエフが聴きたかったけど、今回は今回でどんなだか楽しみではあった。

こ、これが又ね、、、、、、

めちゃくちゃ良かったんですよっ!

反田さん、超絶早く弾いてても1つ1つの音が凄くはっきりくっきり、そして力強くよく聴こえるんだよね。指の筋肉?どーなってんでしょうね。と驚きつつも、反田ワールドに引き込まれる~~。オケも素晴らしい~~~。最高ーーーーっ
反田さんは時々腰を浮かせながらマツーエフばりに力強く音を繰り出す繰り出す。すんごい迫力 オケもすんごい迫力 なんなんだよもー、岡山じゃこんなのなかなか聴けないよ 東京じゃ、こういうレベルがしょっちゅう聴けるのか。ずる過ぎるわ。

などなど思いながらも、佐渡さん、反田さん、オケの作る世界に引きずり込まれる~~~。あ~れ~。。。

うわ、もう最高ーーーーっ!

最高過ぎるーーーーーーっ!!!
それしか言えない語彙力が悲しいけど。

終わらないで欲しいよぉ。。。
でも演奏大変そうだから、ちゃんと終わらなきゃだよね、という変な葛藤もあったり。

私の席は14列目だったけど、反田さんが爆音の時は椅子の下から振動がビンビン伝わってきた。あと、この曲じゃなかったかもだけど、コントラバスが弦を指ではじいた時、すっと音が耳に飛び込んできて印象的だったなー。
色々思いながらも感動に浸りつつ、あー、終わっちゃうんだね まぁ、そうだよね。いつかは終わるよね。うん。

あー、こんなに感動が大きかったのは初めてかも。と書いたけど、過去に同じこと結構何回も思ってるな。でも今回もそう思ったのよね。これは嬉しい事だよね。
他の聴衆も感動に浸ってたのか、佐渡さんが手を下ろすまで“シーーーーン”と待ってからの大拍手。
多分佐渡さんか反田さんのファンなんだろう。終わった後、何人かのおば様軍団がスタンディングオベーション。真ん中ブロックはやはりファンが占めてたのか、多めに立って拍手してた。

佐渡さんも反田さんも何回か出ては引っ込みを繰り返し、反田さんはピアノの蓋を閉めてアンコールは無しの意思表示。聴衆は「クスッ」となった。佐渡さんが「彼も疲れてるんでね」とフォロー。そりゃそうでしょう。アンコールはなくてもいいよ。いやむしろ無いほうがいい。
でも、佐渡さんが「東日本大震災を想って演奏します」とおっしゃり、オケがチャイコフスキーの弦楽セレナーデ「エレジー」を演奏してくださった。

これまた感動。。。

アンコール後もまた拍手は鳴りやまず、ホールが明るくなってももちろん鳴りやまなかった。そしてオケの皆さんがどんどん引っ込んでいかれるのを見送るように皆で拍手した。最後コントラバスの2人が何やら時間をかけて仕舞事をしてたが、それに向けるように皆でずっと拍手を続けた。
私は感動・感謝を込めてのつもりで拍手したけど、きっと皆もそうだったんだと思う。
すると、コントラバス2人を残して寂しくなったステージに佐渡さんと反田さんが再登場。
ここで残ってた聴衆のボルテージが一気に上がりましてね。ファンのおば様方のみならず、なんと、ホールにいた全聴衆がスタオベでございました。

うっわー、こんなの見た事ない。敢えて挙げるなら2018年のロンドン交響楽団&ラトルの時の、お客もそろそろ帰ろうかという時にラトル氏が登場した時がこんなだった様な。でもそれ以上の興奮度にも感じた。
もちろんワタクシも立ち上がって、全力で拍手しましたよ。
しかし、ほんと何のお祭り騒ぎかというくらいの熱狂ぶり。そうだ、辻井さんの10周年記念コンサートがサントリーホールであった時、その時もすごい熱狂ぶりだったと聞いた。私はテレビでしか観てないけど、多分それが近い感じだと思う。

コンサート前に佐渡さんは、今回のコロナで演奏家は自分の仕事の意義を考えた、というような事をおっしゃった。しかし今日のこの聴衆の熱狂ぶりを前に演奏家の皆さんは、「自分達の仕事は必要な事だったんだ」と確信を持てたんじゃなかろうか。

とにかく書いてても思い出してウルッとなりそうだし、興奮も蘇ってくる。
大阪公演のチケットがまだ残ってるから行こうかな?と思ったけど、やっぱこのまま余韻に浸る事にした。

佐渡さん、反田さん、ジャパン・ナショナル・オーケストラの皆さん、今回参加の方々、いつか又このメンバー、もしくは近いメンバーで、是非岡山で演奏をして下さい!絶賛熱烈大歓迎でお待ちしております。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランチ

2021年03月10日 | ランチ
今日は月一ランチ。
いつもの夜コース(毎回ランチだけと夜コースをお願いしてるので)と違って、時々されてる特選料理をお願いしてた。
夜コースより軽めでお値段も半額以下。今回は「上巳(雛節句)特選料理」。

まずは甘酒を供される。それがとても美味しくでグビグビ一気飲み(^^;) もちろんおかわりも頂いた(笑)それから雛祭りらしい料理が次々と出される。
どれもこれも季節感満載だし、全力で「雛祭り」を感じたわ~



「田酒」を頂いたが、こんな華やかな見た目のも作ってるんだね。味も変わった味だったが、もちろん美味しかった。


ぐい吞みまでお花の形


















お腹一杯、幸せ一杯。
和食はほんとに素晴らしいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“わ”で奏でる東日本応援コンサート2021in日本武道館

2021年03月10日 | コンサート・観劇など
無料ライブ配信だそうです。

https://www.seiko.co.jp/sports_music/music/wa/concert2021/

私はその日、佐渡さん&反田さんのコンサートがあるので観られないと思うのですが、アーカイブ残してくれないかなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2人の饗宴 福田廉之介&松本和将(2日目)

2021年03月05日 | コンサート・観劇など
昨日に引き続き、『2人の饗宴 福田廉之介&松本和将』のため、岡山市のルネスホールへ。







昨日大満足だったお二人の演奏。
今回もどの曲も素晴らしかったけど、と・く・に、フランクが圧巻だった
この曲は今までも何度か生で聴いた事はあって、それぞれ皆さん素晴らしい持ち味で聴かせて下さったんだけど、今回の福田・松本ペアの演奏は、間違いなく今までで一番興奮した。
凄かった。
本当に凄かった。
フランクのヴァイオリンソナタって、こんなに激しかった?
前日のベートーベンもド迫力の演奏だったけど、今回も又“渾身”過ぎる演奏。福田君も松本さんもヴァイオリンとピアノ、それぞれに自分の持てる力を全力でぶつけて曲を紡いでいく。そのさまは、まるで何かが降りてきてるかの様だった。
演奏時間は長いらしいけど(約40分)、二人の演奏に目も耳も本当に釘付けで、瞬きも出来ない感じだった。終わった後二人とも「終わってみたら、あっという間でしたね」と言ってたけど、聴いてる方も“あっ”という間だった。
これはねー、ライブ録画か録音しといて、DVDやCDにすべきだったね。1日目は録画してたけど、ゴープロみたいなので撮ってたから、それはちょっとだよね。いや、でも、この場限りの一期一会の演奏として脳裏に収めておく方が、これほどの演奏に敬意を表すにはふさわしいか。

トークでは、フランクのこの曲ほど喜怒哀楽があって緩急が激しい曲はないのでは、と言ってた。二人ともやり切った感があったね。そんなだし、私はアンコールはなくても良いと感じたけど、実際福田君も「手が・・・」と言ってたけど、エルガーの「愛のあいさつ」をやって下さった。

そして、お客の感動&熱狂が伝わったのか、福田君が「又是非松本さんと・・・」と。是非是非やって下さいっ。お願いしますよ!
お二人で作り上げる音は最高だったので

福田君はまだ今年で22歳と若い。なのでこれからも、どんどん進化・変化していくのだろう。それを聴く事が出来るのは、とても嬉しく楽しみ。
コロナ禍じゃなかったら、まだスイスで勉強中のはずだったのかな?そして卒業後も活動の拠点はヨーロッパになるんだろうか。でも、こうやって1年に1回でも岡山でコンサートをしてくれると嬉しいなと思う。
次に彼の演奏を聴けるのは5/23の岡フィル定演。チケットはもう買ってるから、今から楽しみにしてま~す。
ちなみに4/24に東京芸術劇場で読響と演奏するんだね。指揮はコバケンさん。どんな演奏するんかなぁ。どなたかがブログにアップしてくれたらいいな。

そして松本さんのリサイタルは、次はいつなんだろ?時々チェックしないといけないね。

コロナ禍で外国オケは聴けなくなったけど、おかげでこうやって地元含め、国内で新たな楽しみが見つかった
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2人の饗宴 福田廉之介&松本和将(1日目)

2021年03月04日 | コンサート・観劇など
『2人の饗宴 福田廉之介&松本和将』のため岡山市のルネスホールへ。







何気にルネスホールの公演スケジュールを見てて見つけ、慌ててチケットを買った。あとで福田君のトークで知ったのだが、告知は1か月前くらいだったらしい。そして1日目は完売、2日目も?ですか。買っといて良かったー。

チケットは取り置いてくれてて支払いも当日にしてたので、開演30分前くらいにホールへ行ってみた。そしてチケットを引き換えようと声をかけると「開演までまだ時間があるので」と言われる。ん?いやそれは分かってて、チケットを先に欲しいだけなんだけど?なので「いや、ここでもらう事になってて」といっても「開演まで・・・」とくる。はぁ?念のためもう一度言いますよ。「チケットはそこに取り置きしてもらってるので、引き取りに来たんですが」。しかしやはり「開演まで・・・」。いやいや、それはおかしいでしょ。
でも言ってもラチがあかないから、とりあえず開演まで時間つぶそうか。でも、早い人はもう並んで待ってるんだよね。それなら私も並びたい。だって自由席だから、早く入ったもん勝ちなんでね。
なーのーで、もう一度ダメ押ししますよ。「どうせなら今引き換えてもらって、ここに並びたいんですけど」。「すみません開演まで・・・」。だーめだ、こりゃ。てか、こんなの変じゃね?

とりあえずちょっと飲み物飲んだりして、チケットは持ってないけど絶対に並んだほうがいいと思い並んだ。自分の番がきたら、おもむろにチケット引き換えりゃいいわ、と。すると5分もしないうちに、まだ開演前なのに「チケット引き換えられます」って。いいけど、何それって感じ。じゃあ、さっきのやり取りは何だったんだ?

そんなこんなで演奏聴く前にテンションがちょっとだけ下がったけど、狙ってた所に近めの最前列の席を無事ゲットしたし、良しとしよう。

ただ、自由席だとよく見る光景。あとから来る友達のために、椅子の上に物を置いて席をとっとく行為。あれちょっとなと思う。まぁ、1人分くらいならさほど気にならないんだけど、中にはずうずうしい人がいて数席確保とか。私の隣の女性も自分達の隣のみならず私の後ろ、前から2列目の真ん中へんをズラッと数席確保。しかも隣の席から友達と電話でやりとりして、都度出迎えて「この席ね」とうっとおしい。しかーーーも、「どっちがいいか分からなかったから」って、まさか余分に取ってた?そして類友か、来たお友達も激しくけたたましい女性で、おまけにその集団の中にいた子供は走り回るし、、、

でもこの集団も、演奏中は変な事しなかったから良かった(ほっ)。

始まる前から色々と「ん?」と思う事が続いたが、つつがなく演奏が始まり胸をなでおろした。

福田君の演奏は3回くらい聴いた事があって、好きなので今回は楽しみにしてた音譜 松本さんは多分初めて聴く気がする。ダブルで楽しみ

登場した福田君、ちょっと見ない間に大人になったなぁ。

お二人の演奏は、めっちゃ素晴らしかったよー

松本さんは初めから割と頻繁に、福田君の方に顔を向けて気にしながら?演奏なさってた。そのお顔が、めっちゃ優しい感じでね、温かい気持ちになったわ~。そして楽しそうに幸せそうに、時に激しく力強く弾いてた。すごく優しい綺麗な音。素敵~ 今度リサイタルがあったら聴いてみたい。

福田君は前もそうだったけど、体全体で音楽にのめり込んでいるように見えるような演奏スタイル。膝を曲げて前後左右に足を踏み出しながら大きく動く。あっ、コバケンとおんなじだ!スクワットのような太極拳のような。これは結構な運動量だろうなぁ。これだけ動いたら相当食べても太らないかな?と余計な事を考えてしまった。
音色は太く柔らかい。そしてしっとりとしたツヤ感がある。
いやー、もう最高だね。聴き応えがあるわー。

ベートーベン、めっちゃ激しいな。そしてかっこいーーーー きゃ~、素敵過ぎる~。ドキドキする~~。
盛り上がり部分では福田君はまさに“渾身”という感じで、ヴァイオリンに自分の全てを激しくぶつけるかのように演奏。凄いわ~。もちろん松本さんもこの時は激しさ全開。

すっごーーー
これは凄いわ。

アンコールは良く分からなかったけど、パガニーニの何かと言ったように思う。それももちろん良かった。
でも個人的にはこれだけの演奏なら、アンコールはなしでいいけどというくらいな満足度だったわ。

そして途中、要所要所にお二人のトークもあり、それがまた面白かった。もちろん真面目な話もあったし。
福田君が、「ヴァイオリンソナタとなってるけど、ピアノがなかったら成り立ちません。そしてピアノの方が大変だったりする。モーツァルトはピアノ凄いですよね。僕、あれ弾けと言われても弾けません」と言った時には、「らららクラシック」のデュオの会を思い出したり。

このたびは20分の休憩を挟んで2時間のコンサート。
トークも演奏も充実で大満足。
私は2日間通し券を買ってるので「明日も楽しみ~」と思いながら、気分良く帰路についた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK交響楽団演奏会 西宮公演

2021年03月03日 | コンサート・観劇など
『NHK交響楽団演奏会 西宮公演』のため、兵庫県立芸術文化センターへ。



席は市松配置。隣の席に荷物が置けて嬉しい。ざっと見た感じ満席だった模様。

岡山ではなかなか聴く機会のないN響。今でもNHKからN響に10何億円の助成金が支払われているのだろうか。だとしたら正直、受信料は田舎でも払ってるんだから、もう少しは地方公演をしてくれてもいいのではないだろうか、などと思ってしまう。

それはさておき、三浦さんは何回か聴いた事があって、何回目だったかで高音がちょっと個人的に好みでない音だったので、最近はリサイタルには行ってなかった。
が、「らららクラシック」で辻井さんと出演された時の演奏が、今までと感じが変わってて音を慈しむように弾いてたのが印象的で好感が持て、「次は聴いてみたい」と思ってた。
そんな中での今回のソリスト。楽しみだった。
いや、もうね、N響はもちろんなんだけど、三浦さん「良かった」っす

N響、私の目当ての方はいらっしゃらなかったけど、どなたが来られててもそこはN響なんでしょうかね。さすがな演奏でございました。とにかく音の鳴りがすごくて、「三浦さん、頑張れー。N響に負けるなー」と、思わず心の中で応援してしまった。
しかーし、そんな応援は無用でしたかね。
三浦さんのヴァイオリン、第1楽章ではオケに音がうずもれそうに感じたけど、それは私が3階席だったから仕方なかったのかもですね。第3楽章では、しっかり三浦さんのヴァイオリンもオケに負けずに聴こえてきた。
三浦さん、とっても丁寧に弾いてる様に感じた。そして、すんごく繊細な高音にウルッとなってしまった。いや高音のみならず、前に聴いた時に比べて全体的に大変繊細に演奏をされてるように思えた。
私の苦手な感じの音もなかったし、今度リサイタルがあったら行ってみたい。
ちなみにソリストアンコールはなし。

そんな大満足の前半から20分休憩を挟んで後半。

鳴りがすごいなと思ってたN響は、さらにボリュームアップで、もう圧巻。
「えっ?マイク付けてるんじゃないよね?」と、思わず確認してしまったわ。3階席からじゃそんなの見えないし、そんな訳ないのは分ってるんだけど、それでもそう思っちゃうくらいの鳴り方だったんで。

、、、、、すげーな。。。


私は前の方でガンガン鳴ってる中で聴くのが好きなんだけど、いやー、3階席でそれが味わえるとは。
重量感がハンパない~~。ど迫力~~~。音に呑まれる~~~。
と嬉しい感覚。
アンコールは ベートーヴェン作曲 歌劇「フィデリオ」 より「行進曲」をサッとやって終演。

良かったわー。もう最高
でもほんと、N響もちっと地方に来て欲しいわ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『GOGO 94歳の小学生』

2021年03月01日 | 日々の出来事
映画『GOGO 94歳の小学生』を観に、シネマ・クレール岡山へ。



映画といっても出演者はご本人達で、長い間信頼関係を築き上げて撮られたものとの事。

以下公式HPから。

ケニア在住の94歳、通称“ゴゴ(おばあちゃん)”。
彼女がチャレンジするのは小学校の卒業試験。

プリシラ・ステナイは、3人の子供、22人の孫、52人のひ孫に恵まれ、ケニアの小さな村で助産師として暮らしてきた。皆から“ゴゴ”(カレンジン語で“おばあちゃん”)と呼ばれる人気者だ。ある時、彼女は学齢期のひ孫娘たちが学校に通っていないことに気づく。自らが幼少期に勉強を許されなかったこともあり、教育の大切さを痛感していたゴゴは一念発起。周囲を説得し、6人のひ孫娘たちと共に小学校に入学した。年下のクラスメートたちと同じように寄宿舎で寝起きし、制服を着て授業を受ける。同年代の友人とお茶を飲んで一息ついたり、皆におとぎ話を聞かせてやることも。近頃は新しい寄宿舎の建設にも力を注いでいる。すっかり耳は遠くなり、目の具合も悪いため勉強するのは一苦労…。それでも、助産師として自分が取り上げた教師やクラスメートたちに応援されながら勉強を続け、ついに念願の卒業試験に挑む!

なぜ彼女は小学校に通うのか?
世界最高齢小学生の奮闘記から見えてくるケニアの学校教育の現在──

危険な道のりを何時間もかけ通学する子供たちをとらえた『世界の果ての通学路』(12)で、世界中を感動で包んだパスカル・プリッソン監督。本作で追うのは、“ゴゴ”の愛称で親しまれる94歳の小学生。出演者と時間をかけて信頼関係を築きあげ、そのリアルな姿をカメラに収めていく撮影スタイルは本作でも健在。数学や英語の授業、修学旅行、誕生日会、新寄宿舎の竣工式…ケニアの美しい自然を背景に、数々の歌と仲間たちの笑顔に彩られたゴゴの学校生活がありのまま切り取られる。そこから浮かび上がってくるのは、貧困や慣習などの理由から未だアフリカに残る教育問題。ゴゴは映画というものを知らなかったが、プリッソンの熱心な説得を受け「世界中に教育の大切さを伝えられるなら」と撮影を許可した。94歳にしてなお信念のもとチャレンジを続けるゴゴの姿は、閉塞感ただよう現在を生きる我々に勇気と希望を与えてくれる。

良さげな内容ですよね。いい事伝えてるとも思います。
でも、すいません、、、ここからはあくまで私個人の感じた事ですが、メッセージ性が弱かったです。色々思うところはありましたが、もっと心に刺さる感じに作り上げて欲しかったです。
ゴゴが学校に通いたいという強い思いがあるなら、それを強調するとかして欲しかった。それに色々端折られてたのか、説明がないと分かりづらい部分もあったし。ただダラダラ映像が流されてて、メリハリがなかったなぁ。関係者の方々、ほんとすいません。素人の感想でございます。でも自分の記録として残しときます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする