晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【情報】源氏物語千年紀「声明・雅楽と語り 源氏物語」開催

2008年06月30日 | 情報
源氏物語千年紀
「声明・雅楽と語り 源氏物語」


■開催日:2008年10月26日(日)開催  午前9時30分 受付開始

■会 場:尾華山 蓮通寺(おばなざん れんつうじ)
     滋賀県伊香郡西浅井町岩熊542

■交 通:JR近江塩津駅、永原駅より送迎バス

■参加費:8,000円≪お食事付き≫
    <※装束着装体験希望の方は+8,000円>

■お問い合わせ:TEL 0749-89-1130(丸子船の館

■主 催:奥琵琶湖 水の駅まつり実行委員会
■後 援:西浅井町観光協会西浅井町商工会
      源氏物語千年紀委員会
      源氏物語千年紀委員会in湖都大津


↓画像をクリックされますと大きなサイズでご覧いだけます。↓

   


(画像及び情報の掲載許可をいただいております。)



当日の流れ(予定)

 9時30分  受付開始
10時00分  挨拶・説明
10時30分  声明・雅楽
11時30分  若紫の語り⇒『源氏物語』<若紫>の巻のかたりを楽しみます。
                語り:今井友子(むらさきの語り主宰)
12時30分  ≪昼食≫ ⇒平安時代の食事を地元の食材で味わっていただけます。
13時30分   終了
    
 終了後    バスにて「奥びわこ 水の駅」経由で、駅にお送りします。



『源氏物語』第五帖<若紫(わかむらさき)>の語りでは・・・
光源氏が過ごした北山の“なにがし寺”での様子や心象を背景にして進行されるようです。

吹きまよふ 深山おろしに 夢さめて
  涙もよほす 滝の音かな

という歌の部分も含めて原文で読んでくださるそうです。




平安装束着装体験(限定20名様)
定員になり次第、締め切りとなるそうです。
ご希望の方はお早めに。

 男性・・・狩衣(かりぎぬ)姿
 女性・・・小袿(こうちき)姿

※体験を希望される場合、参加費とは別途、8,000円必要です。






 なぎメモ。 

ポスター左上に印字されている和歌は、紫式部が越前下向の際に詠んだ歌です。

以下、『紫式部集』より。
<原文・訳は渋谷栄一氏のサイト『源氏物語の世界』から引用。

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塩津山といふ道のいとしげきを賤の男のあやしきさまどもして「なほからき道なりや」と言ふを聞きて

知りぬらむ行き来にならす塩津山
 世にふる道はからきものぞと


(塩津山という道がたいそう草木が繁っているので、下男が粗末な身なりをして「やはりつらい道だな」と言うのを聞いて

知っているのだろう、行き来に慣れた塩津山の
 古くからある世渡りの道は辛く塩辛いものだと)


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「からき」は、辛い(つらい)ことと塩が辛い(からい)こととをかけている歌です。

国道8号線沿い、常夜灯のかたわらに、この和歌が記された歌碑があるそうですよ。
参考⇒畑裕子 著『源氏物語の近江を歩く』 (近江旅の本)


紫式部は京で生まれ育ちましたが、ただ一度、京から離れて生活の居を移したのは、父・為時と過ごした越前の地でした。

京を発ち越前に向かうため、琵琶湖の西岸沿いを船に乗り北へと向かいました。
たどりついた湊がこのイベントが開催される地、「塩津」です。

越前下向にあたって、道中、紫式部は上にご紹介しましたようにいくつかの和歌を詠んでいます。

紫式部の旅の体験は、のちに彼女が執筆する『源氏物語』にも深く影響を与えていることと思われます。




「声明・雅楽と語り 源氏物語」に参加される方はどうぞ楽しまれてくださいね!!


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NHKラジオ第2

2008年06月29日 | 日記




この本は、NHKラジオ第2で 7月から放送開始される番組のガイドブックです。

NHKカルチャーアワー 文学の世界
紫式部のみた京都
講師:高橋 文二(駒澤大学教授)


本放送⇒毎週木曜日 20:15~20:45(NHKラジオ第2)
再放送⇒毎週金曜日 10:15~10:45(NHKラジオ第2)

7月3日(木)から放送開始。全13回の講座です。

詳しくは、NHKカルチャーアワー 文学の世界をご覧下さい。

番組内容のタイトルを見る限り面白そうです。


しかし、我が家はラジオ番組が受信しづらくて・・・。


番組のガイドブックだけでも拝読したいです。
定価:893円(税込み)
テキスト内容を知りたい方はNHK出版のこちらのページをどうぞ。




☆ラジオ受信ができるのでしたら、今年春から来年春にかけて放送されている伊井春樹先生の古典講読「源氏物語、千年紀・選」も拝聴したいのですけれども。


ラジオが聴ける方はお楽しみくださいませ。
ご感想などお聞かせくださいね!




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「はろうきてぃ」切手・「百人一首」切手が発売されます♪

2008年06月29日 | 日記
本日の画像は、先月、京都のお土産屋さんで買った「はろうきてぃ 京都小倉百人一首」ハンドタオルです。

紀貫之(きのつらゆき)の和歌と紫式部の和歌が描かれています。
装束姿がちょっと間違ってるなーと思いますが、可愛いからOKです!!

===============


7月23日(水)に同時発売

グリーティング切手
「はろうきてぃ」50円郵便切手・80円郵便切手

参考⇒「日本郵便」の公式ホームページでの切手紹介ページ。


めっちゃ可愛いです。
キティは十二単姿。ボーイフレンドのダニエルは直衣(のうし)姿ですよ。
ネットから通販申し込みができるので、申し込みしちゃいました。
届くのが楽しみです。




7月23日(水)に同時発売

特殊切手
ふみの日にちなむ郵便切手 50円郵便切手・80円郵便切手
平成20年「百人一首」源氏物語の時代の歌人たち

参考⇒日本郵便公式ホームページでの切手紹介ページ。


切手に採用されたのは以下の歌人たちです。

・紫式部
 めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に 雲隠れにし夜半の月かな

・藤原実方朝臣
 かくとだにえやはいぶきのさしも草 さしも知らじな燃ゆる思いを

・清少納言
 夜をこめて鳥の空音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ

・大納言公任
 滝の音は絶へて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ

・和泉式部
 あらざらむこの世のほかの思い出に いまひとたびの逢うこともがな


こちらもシートで買いたいです♪





 私はその昔、切手収集をしていました。
ストックブック(切手を保存するためのアルバムみたいなもの)も持っています。
今回買う切手も使わずに保存します。




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小倉城庭園と蝶屋染織美術館

2008年06月28日 | 日記
本日の画像は、福岡県北九州市の小倉城です。
(小倉城庭園書院棟から撮影しました。)



今日から小倉城庭園で、
企画展「日本のゲーム~室内遊戯の楽しみ~」
が開催されています。

展示期間:6月28日(土)~8月31日(日)


今日の夕方のニュースで展示の様子が紹介されていました。
面白そう~♪

日本古来の遊びである、双六(すごろく)やカルタ、囲碁、将棋、貝覆いなどが展示されているそうですよ。

期間中にぜひ行きたいと思っています。


<当サイト内、小倉城庭園のページ>
「東へ西へ」小倉城庭園(2007年1月撮影)
「おまつり」小倉城庭園 十二単着付け公開(2002年11月撮影)
「おまつり」小倉城庭園 十二単着付け公開(2007年10月撮影)






福岡県久留米市にある蝶屋染織美術館でふたつの展示
「京都・西陣織展―源氏物語絵巻―」
「西陣織秘宝展―明治・大正・昭和―」
が開催されます。

展示期間:7月2日(水)~7月31日(木)


美術館のホームページ内の紹介ページによると、十二単と舞妓さんの着装を解説を交えて実演で紹介されるもよう。
西陣織の展示も興味津々。

久留米までちょっと遠いですが、高速バスを使えば距離はそれほど負担にならないのですよね。
見てみたいです。




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菅原孝標女 生誕1000年記念

2008年06月22日 | 日記
2008年は「源氏物語千年紀」
と、こちらで何度も連呼していますが同時に

「更級日記(さらしなにっき)」の著者である菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)の生誕1000年にあたります。

菅原孝標女は、1008年生まれなのです。


彼女の本名はわかっていません。
父の名前はそのまま菅原孝標(すがわらのたかすえ)。

菅原道真の子孫にあたります。

「源氏物語」に憧れる様子が「更級日記」に活き活きと記されており、源氏物語関連の本などにも、そのことが紹介されていますね。


今年は生誕1000年ということで、ネット検索してみましたら、面白そうなページを発見しました。


千葉県市原市の『市原市埋蔵文化調査センター』公式ホームページ内の「さとしとなるみの勉強部屋」というページです。
(リンクは新しいウインドウで表示されます。)

こちらに“菅原孝標の女の更級いちはら紀行”や“菅原孝標女生誕1000年記念特集”というコンテンツがあります。
かなり内容が充実していますよ♪


私は「更科日記」を通読したことがないので面白く拝見しています。

市原市のJR五井駅前の道(更級通り)に物詣姿の菅原孝標女の像があるそうです。
いつか訪ねてみたいですね~。




 現在、小池笑芭さんのサイト『源氏の部屋』の「ご感想・ご意見用 掲示板」にて、大伴茫人さんが『更級まで夢をみて』を連載してくださっています。
こちらも楽しく拝見しています。



 さぁて本日の画像は?
ご案内がおくれました。
風俗博物館で2005年秋に展示されていた『更級日記』での一場面です。
写真の右奥にいる姫君が、菅原孝標女。
左にいる姫君が菅原孝標女の姉です。

展示の様子は、当サイト内、“文学作品にみる名場面1 「更級日記」菅原孝標女 著”をご覧下さい。





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