
弾薬庫
砲台跡は各地にありますが。今回訪ねた沖美町是長の砲台跡は対岸が宮島で眺めも抜群の位置です。明治時代ロシアのバルチック艦隊が広島の大本営を目指して攻めてきた場合に備えて設けられたものです。
砲台があったすぐ脇下は、弾薬庫。少し離れたところに兵舎・炊事場が設けられています。周りは実に頑丈な切り石のじつにきれいに切られたものが並べられ、上は煉瓦細工こんなものが自動車のない時代によく作ったものと感心します。周りの黒神島・倉橋島は花崗岩の産地です。おそらくここから持ってきたものでしょう。こんなに苦労してつくった砲台ですが、一度も使うことなく大正9年には用途廃止されています。
戦争のものは最悪を考えて作られますが、一度も使われることのないものって多いのでしょうね。

新しい音戸大橋の橋げたがだいぶん出来ています。
何度も書きますが写真はクリックして拡大してみてください。
今夜は大雪の情報です。明日はやんごとなき用事で大阪へ日帰りの予定です。