フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

拝殿踊り

2015-08-29 | 日記




最近、白鳥踊りの原型として、拝殿踊りが
知られるようになってきた。
観光パンフレットなどでも紹介され、
場所や日程も載っている。
それは、同時にもう観光の対象となり、
見物客のための行事にもなっていることを意味する。
しかしここの拝殿踊りは違う。
たまたま夜、白鳥の町から実家に向かう途中、
普段は真っ暗なその地域の神社に明かりがついて、
地面にシートを敷いて、たくさんの人が宴会の
最中。横では子供たちが花火で遊んでいる。
いわゆる縁日の行事のようだ。
(この辺りでは盆過ぎに地域ごとに縁日と言って
お宮参りの習慣があり、それに合わせて
いろんな行事が行われている)
そして拝殿では切子灯籠の下で盆踊りが
行われていた。拝殿踊りだ。
笛、太鼓、三味線といった、踊りに付き物の楽器はなく、
誰かが唄い、他の人が掛け合い、手拍子と下駄の音。
素朴な盆踊りの原型だ。
観光化された拝殿踊りは、歌い手も上手く、踊りもよく揃って
整然と延々と続いていく。
しかしここでは歌は直ぐ途絶え、歌い手も次々代り、
踊りもそんなに長くは続かない。
それでも人々は本当に和気あいあいと楽しそうに踊っていた。
人に見せるものではなく、自分たちの楽しみとしてやっているからだろう。
よそ者は我々二人だけ。おそらくこの集落以外の人は、
ここでこんな行事が行われていること自体知らないかもしれない。
何の宣伝もなく、自分たちの楽しみのためにだけ、
こんな行事が行われていることは驚きだった。
                         Y

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夜のこと

2015-08-29 | 日記




八幡の盆踊りはあまりにも
有名だけれど・・この頃
田舎の白鳥では「拝殿踊り」
というものが盛んに言われる
ようになってきました。
お囃子はなく、下駄の音と
即興の歌詞による踊りが
ほとんど暗闇の切子灯籠一つの
灯りの下で繰り返されるという
素朴なものであります。
文字通り神社の拝殿の中での踊りなので
人数も心覚えのある人を中心にして
自ずと決まってきます。
ここも小さな地区の催し物で
私たちは偶然見つけたのでした。
         m
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