フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

大阪へ

2020-07-17 | 日記

 

 

大阪まで出かけたのは2月初め以来。約半年ぶりと言うことになる。

電車の中、駅構内、地下道など、以前と比べどこも驚くほど人が少なかった。

あれだけ人であふれていた場所が、隙間だらけなのだ。

ニコンサロンも半年ぶり。荒井さんの写真展「カムナビ」は重厚な作品群だった。

人の住む領域と接しながら、森や山は野生のものや人知の及ばぬ「神」の棲む領域。

その暗く神秘的で静謐で、また荒々しい世界の様相が、照明を落とした壁面に

浮かび上がって、凛とした緊張感のある雰囲気に包まれていた。

大阪での写真展は来週22日まで。東京銀座ニコンサロンでは9月9日~22日まで

開催されます。東京はコロナの再蔓延でどうなるかわかりませんが、ぜひとも

見てもらいたい写真展です。                Y

 

大阪へ行くまでは、コロナの再拡大となるかどうかという心配で

気持的にすっきりとしませんでした。案の定、昨日は東京で感染者が286名・大阪66名と

過去最高を記録していました。しかし、久しぶりの青空も手伝って思い切って行ってきました。

Yも書いているように、目に見えて人出が少なく歩きやすくびっくりしました。

外国人がいなくなっただけでもかなりの影響かもしれません。

荒井さんの作品は、前にもクラブの例会で見せてもらっていたのですが・・

かなり大きいサイズ、ロール紙を使って伸ばしてあるものやマットをグレーにしたりと

見映えもダークな雰囲気を演出して、山の神々への畏怖・人と山との結界付近に存在して

今となっては壊れて風化してしまった神社の痕跡を想像させる首のない狐や

草木の骸など恐ろしくもありました。自然の中にポツンといると

風が吹いても鳥が飛び立っても何かの気配を感じてドキっとします。

そのあたりのところが、荒井さんは人より敏感で霊感的です。怖い、怖いと言われます。

それでも尚、山に分け入って感じられたもろもろの事象をご自身の感覚で紡いだものだと思われました。

なにはともあれ、行ってきました。見てきました。良かったです。そして、初めてのサロンでの個展

おめでとうございます。

 

                     m

 

 

 

 

コメント (2)
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