月の傘

 

真夜中だったと思う・・カッカッカッとハイヒールの靴音をさせて

せかせかと女の人の歩く音がする。びっくりするほどはっきりとした靴音で

西の方角から来て、我が家の玄関辺りで止まる・・誰か訪ねてきたのか・・

こんな真夜中にと・・訝しく思っていると

足音はまたはっきりとせわしなく力強く遠ざかっていく。カッカッカッ・・

我が家の前を行ったり来たりして、ふいに聞こえなくなった。

そして、その後、猛烈な突風がガラス窓を震わせ地響きを立てて家を揺るがせた。

多分、昨夜の天気予報で警告していた寒冷前線が通過していったのだろう・・

それにしても・・これは夢なのか・・目は覚めていたように思うのだが。

冬の女将軍なんて・・朝の窓から白いものが見えた。

 

写真はYがアップした同じ十三夜の月。

Yの撮影から遅れること30分位。外に出てみると

月に巨大な傘がかかっていました。

 

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月明り・雪明り

 

 

 

 

２７日の月は十三夜。

真東に４時半ごろ上った。

陽が沈んでも山肌や雪原には雪がたっぷり残っていて

月光がその白さをが浮き立たせる。

９時過ぎに外に出ると猛烈に寒かったが、

月明りと雪明りを堪能することが出来た。

今日は朝から雪が舞い、路上は溶けているが

木々や屋根には積もり始めている。

山は真っ白だ。突然の寒波、全く今年の冬は

気候の変動が極端すぎる。明日は田舎に着くなり

雪かきに追われそうだ。

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