フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

一本松と向日葵

2015-08-19 | 日記




霞んだ山並みに
日が落ちても大気が
昼間の熱気をまだ
しっかりと放さずにいる
どこまで行っても暑く
どこまで行っても細々と山道がある
歩くというだらだらとした行為を
どこで止めて引き返そうか・・
却って蒸し暑くなってきた
夕暮時、あの一本松のところまで
健気に咲いているあの向日葵のところまで
そうしてまただらだらと歩いて
日常の外れの目印を探している私がいる・・
           m
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脇道

2015-08-19 | 日記




脇道が好きだ。
幹線道路は車のための道、
早く真っ直ぐに目的地に向かう道。
わき見運転やノロノロ運転はできない。
しかし、脇道は生活道路。交通量が少ない分、
ふらふらとよそ見をしながらたどることができる。
そういう道で被写体と出会うと、ちょっと
得した気分になれる。
               Y
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宿の朝

2015-08-17 | 日記






朝起きて窓を開けると
涼しい風が吹き込んできた。
川を渡ってきた風だ。
丁度朝日が山の端から差し込んで
網戸に三日月を作った。
母屋と蔵を繋ぐ電線も
三日月の形に見えた。
久しぶりに気持ちのいい
夏の朝だった。
           Y
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赤い橋

2015-08-17 | 日記






八月初めに一泊した「ふらり」という
宿・・ふらりと訪れるわけにはいきません。
何しろ3組しか泊まれないので
予約がいります。でもこういうところが
実は穴場なんですよね。
一家総出のおもてなし・・お料理は
飛び切り美味しいし・・
「夏野菜 水で洗って まるかじり」
ここの宿の子の入賞俳句です。
賞品は風鈴でした。涼やかな音色にも
こころ癒された一泊でした。
この赤い橋は宿への一本橋です。
少し錆びれていました。
        
            m

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夏一日

2015-08-16 | 日記








暑い暑い夏もここのところ
ちょっとだけ変化してきて
いるようです。我が家の
裏山の蝉は夜中まで鳴いていて
寝苦しい夜を一層させていましたが
いつのまにか聞こえなくなり・・
静かな夜が戻りつつあります。
咲き残りの立葵が・・
空の雲の様子が・・
金網の中の案山子が・・
ちょっぴり不安定な日常の中に
佇んでいます・・
         m

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村里

2015-08-16 | 日記








8月の初め、石川県の小さな宿で一泊した。
僅か3組収容で、この日は他に客がなく
貸し切り状態だった。
宿に着いて、辺りを巡ってみた。
十に満たない戸数の集落で、
端から端まで歩いても数分程度、
何の変哲もない村里だが、確かな暮らしが
そこにはあった。
もっとも、途中で猿を見かけたので、
里人の作物を掠めに来る生き物との戦いは
熾烈なようだ。
                Y
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ざわめく瞬間(とき)

2015-08-12 | 日記


石川さんが新海さんのDMをなくしたというので、
代わりにアップします。
昨年末新宿のニコンサロンbisで開催された
新海さんの写真展の地元展です。
今年末に大阪のニコンサロンbisでも開催されます。
私たちはニコンサロンでの展示が見たいので、
大阪で見せてもらうことになりそうです。
どちらで見ても、見ごたえのある写真展であることは
間違いがありません。                     Y
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山村

2015-08-12 | 日記






先日、福井から石川県に抜ける路を
走った。
山の中を走っていると、こんなところに
と思うようなところに人家がある。
でも昔から人は山地を耕し、そこを
拠点として生活の場を築いてきたのだ。
車社会になり、道が整備されることにより、
人が山から離れてしまうという皮肉な
現象が起きて、過疎化、限界集落という
言葉が深刻な社会問題になっている。
しかし、こうして走ってみて、今でもそこに
確かに人が生活している有様を見ることが
出来ると、何かほっとする。
実際には人が住まず廃墟と化した人家も
点在するが、路があり、人の暮らしが
息づいているところを通るのが好きだ。
山頭火が「分け入っても分け入っても青い山」
と詠んだとき、彼が見ていたものは多分
山だけではなかっただろう。
                Y
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通水橋

2015-08-12 | 日記




白峰へ行ったのはもう随分前なので
通水橋などというものがあったのか
見ているものが違うと
目に入らない場合があるので
定かではないのですが・・
今回 通水橋なるものがありました。
それが川に差し掛かったところで
いきなりブチ切れて落差があり
ああ なんとういうこと・・
結構な滝のようです。
吹きあがっているのか・・
落下しているのか・・車に写った
歪んだ景色の中ですべてが繋がって・・
眩暈がするような空間に
小さなバッタが一匹張り付いていました。
         
       
          m
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白峰 2

2015-08-11 | 日記


石川県白山市白峰。
久しぶりに訪れたが、
すっかり観光地になっていた。
総湯近くの広場は盆踊りの設え。
休んでいると、次第に暗くなり
盛んに雷鳴と稲妻が走る。
駐車してある車のフロントガラスで
作画していたら、ぼたりぼたりと
生暖かい雨の塊が落ちてきた。
               Y
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