カナリア日記

さいたま市南区(武蔵浦和)にある「カナリア音楽教室」のレッスン日記です。

チェンバロはまるで「おもちゃ箱」

2011年05月15日 | 講座で勉強したこと
3日前になってしまいましたが、セミナーの報告です。

今回のテーマは「チェンバロから学ぶバッハ~バッハは楽しい~」です。

サブタイトルは「バッハ作品は演奏するのに難しい。分からないと思われがちですが、バッハの音楽が作られた時代の楽器、作曲された背景を識ることによって、もっと自由に、楽しく演奏できるようになるでしょう」

レジメは☆楽器の仕組み☆作曲目的☆楽譜の読み方☆版の選び方、でした。

レクチャーは、チェンバロ奏者の「加久間 朋子」先生。

実は、巣鴨のこの講座はいつも10時スタートなのですが、今回は10時半でした。ホールは「10時」だと思い込んでいた先生方で溢れてました。私もその一人です。チラシにはちゃんと「10時半」と書いてありました。思い込みというのは怖いものです。

で、なぜ30分遅く設定したかというと、「調律」に時間がかかるからだそうです。搬入して、楽器がそこの会場の空気に慣れてからやっと調律にかかる・・・実に繊細な楽器です。



スタンウエイを端におしやり、中央にセットされたチェンバロ・・・東音のホールがいつもとは趣が変わってました。



「インベンション」と「シンフォニア」から何曲か細かく分析して下さり、演奏して下さいました。ピアノで弾く&聴くのとは全く別の曲のように感じられます。

「今日はこんな風に弾いてみました」とおっしゃいながら弾いてらした加久間先生。先月のコンペ課題曲説明会の時の黒田先生もその様におっしゃってましたが「なんでもありなんだな」と思いました。只、その「なんでも」はメチャクチャな「なんでも」ではなくて、色々な物がしっかり「裏付け」された上での「なんでも」だと思います。

聴いてて「エレクトリカル・パレード」を思い出しました。この曲をチェンバロで弾いてみたい、と思いました。
本当に、音の「玉手箱」あるいは「おもちゃ箱」のように感じられました。

「バッハは楽しい!!」ですね(笑)
加久間先生、ありがとうございました。


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コメント
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