金沢の観光スポット体験レポート その5(No.85)
金沢城の石垣巡り。(No.2)城内ルート
金沢城探訪「石垣巡り城内ルートマップ」にしたが
いレポートする。
1)石川門石垣
右側が「切り込みハギ」左側が「打ちこみハギ」
の技法となっています。同じ場所で違う積み方を
した珍しい例で、明和2年(1765)の改修時のも
のと考えられます。
・創建:慶長(1596~1614)頃
・現状:明和2年(1765)頃の姿をとどめる
■上の写真は門を入って正面の石垣
■下の写真が門を入って左の石垣
2)内堀石垣(鶴の丸付近)
この内堀は、平成11年~12年にかけて菱櫓や五
十間長屋などとともにふくげんされた。寛永8年
(1631)の大火の後、二の丸を守る堀としてつく
られたといわれている。
この付近の石垣は明治時代に積み石の多くが取
りはずされたため、五十間長屋石垣などの積み方
を手がかりしながら、創建当時の姿を想定して復
元されました。
・創建:寛永8年(1631)頃
・現状:平成11~12年復元
3)菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓石垣
菱櫓や五十間長屋などの土台になっているこの
付近の石垣は、平成10年から12年にかけ、菱櫓等
の復元に伴って、一旦解体され、積み直しが行わ
れた。
ここから見える三の丸側が「打ちこみハギ」、
裏手の二の丸側が「切り込みハギ」となっている。
「打ちこみハギ」の多くは廓などの外周などに、
「切り込みハギ」は出入り口どの重要な所によく
みられる。
・創建:寛永8年(1631)頃
・現状:平成10~12年部分的に解体・積み直し
参考資料:
ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より