植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」

金沢に永住して金沢・石川が好きになりました!その魅力を紹介します。

金沢城の石垣巡り。(No.5)城外周ルート

2011-09-20 05:33:33 | 日記


金沢の観光スポット体験レポート その8(No.88)

金沢城の石垣巡り。(No.5)城外周ルート

1)鯉喉櫓台(りこうやぐらだい)石垣
  主に寛文4年(1644)の改修時の姿を残す、歴然
 とした打ちこみハギで、加賀藩の石垣技術者後藤彦
 三郎は「城内随一」と称しました。高さは約八間
 (14.4m)ありましたが、明治40年(1907)に上部
 が壊されいもり堀とともに埋められました。
  ・創建:元和(1614~24)ないし寛永(1624~44)
  ・現状:下部は寛文4年時、上部は2010年復元


 
2)本丸南面高石垣
  自然面を残す粗割り石を積み上げた初期の打ち込
 みハギ石垣です。 明治時代に上部の一部が取り壊さ
 れて現状の姿になりましたが、もとの高さは約12間
 (約22m)以上ある城内随一の高石垣あった。
  三代藩主利常の頃(1610年頃)、築城の名手篠原一
 孝の指揮によるものと伝わる。
  ・創建:慶長年間後期(1610)頃
  ・現状:上部は明治時代に撤去・改築
      下部はおおむね藩政期の姿をとどめる。



3)明治の石垣
  明治40年のいもり堀埋め立ての際、土取りで削り
 込まれた崖面を保護するため、陸軍が築造した石垣で
 す。延長約360mの曲線的な石垣は、石材を斜めに
 落とし込む「谷積み」の技法で造られています。本丸
 南面石垣の石材を再利用しており、所々に刻印や矢穴
 が見られます。



4)発掘石の展示
  明治40年(1907)のいもり堀埋め立ての時に捨てら
 れ、平成15年度の調査で発掘されたもの。主に 寛文
 4年(1664)改修時に新調された石垣石で、長さ1.0~
 1.5mのものが多く、規格化が進み、ノミによる細かな
 加工が顕著にみられる。
 ・創建:元和(1614~24)ないし寛永(1624~44)



5)石積模型
  ここでは「打ちこみハギ」と「切り込みハギ」を展
 示しています。


参考資料:
 ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より