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金沢の観光スポット体験レポート その8(No.88)
金沢城の石垣巡り。(No.5)城外周ルート
1)鯉喉櫓台(りこうやぐらだい)石垣
主に寛文4年(1644)の改修時の姿を残す、歴然
とした打ちこみハギで、加賀藩の石垣技術者後藤彦
三郎は「城内随一」と称しました。高さは約八間
(14.4m)ありましたが、明治40年(1907)に上部
が壊されいもり堀とともに埋められました。
・創建:元和(1614~24)ないし寛永(1624~44)
・現状:下部は寛文4年時、上部は2010年復元
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2)本丸南面高石垣
自然面を残す粗割り石を積み上げた初期の打ち込
みハギ石垣です。 明治時代に上部の一部が取り壊さ
れて現状の姿になりましたが、もとの高さは約12間
(約22m)以上ある城内随一の高石垣あった。
三代藩主利常の頃(1610年頃)、築城の名手篠原一
孝の指揮によるものと伝わる。
・創建:慶長年間後期(1610)頃
・現状:上部は明治時代に撤去・改築
下部はおおむね藩政期の姿をとどめる。
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3)明治の石垣
明治40年のいもり堀埋め立ての際、土取りで削り
込まれた崖面を保護するため、陸軍が築造した石垣で
す。延長約360mの曲線的な石垣は、石材を斜めに
落とし込む「谷積み」の技法で造られています。本丸
南面石垣の石材を再利用しており、所々に刻印や矢穴
が見られます。
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4)発掘石の展示
明治40年(1907)のいもり堀埋め立ての時に捨てら
れ、平成15年度の調査で発掘されたもの。主に 寛文
4年(1664)改修時に新調された石垣石で、長さ1.0~
1.5mのものが多く、規格化が進み、ノミによる細かな
加工が顕著にみられる。
・創建:元和(1614~24)ないし寛永(1624~44)
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5)石積模型
ここでは「打ちこみハギ」と「切り込みハギ」を展
示しています。
参考資料:
ほっといしかわ「金沢城の石垣巡り」より